東京・播龍寺

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心霊研究の第一人者が推す
開運スポット巡りー41

夢を結び、美人祈願

東京・播龍寺(ばんりゆうじ)
東京山手の古剃として親しまれている播龍寺。この地は江戸城の裏鬼門にあたることから、その鎮守として本堂脇の岩窟内に石造弁才天、弁天堂内に木造弁財天(八腎の弁財天)が安置されています。
一般的に弁財天といえば、琵琶を弾く姿を想像しますが、この八腎弁財天は8本の手に、全て武器を持っていることが特徴とされています。
岩屋弁天は山手七福神のひとつで、「人々に弁才、無尽の智恵、財宝、延命を与え、悪夢、邪気、呪術、鬼神などの人を惑わすものを排除する」ご利益があるとされていますが、ほかに、美人祈願のお地蔵様があることで知られています。本堂右手奥にあるお
しろい地蔵の顔におしろいを塗り、その残りを自分
の顔につけて祈願すれば美肌美人になるとか。今ではお地蔵さまの顔は少々崩れてしまいましたが、それゆえにまた秘かな人気の高さがうかがえます。
播龍寺は、宝永6年(1709年)に増上寺の高僧・霊雲上人が浄土宗の戒律を復興するために、目黒行人坂付近にあった称明院をこの地に移し、「霊雪山称明院蛾龍寺」と改名し、再建されたのがはじまりです。
小ぢんまりとした境内ですが、庭園には花が咲き、草木が繁り、往時の風情がしのばれます。

本堂に安置された阿弥陀如来像は、東京都指定有形文化財となっています。
風情ある境内には、美人祈願のおしろい地蔵様があり、そのご利益に預かろうと多くの女性で賑わっています。
ここの弁財天+おしろい地蔵は江戸名所図鑑にも載った山手七福神のひとつで、古くから歌舞伎役者ら信仰していたそうです。

ACESS
東京都目黒区下目黒3-4.4
JR山手線・東京メトロ南北線・都営地下鉄三田線、
東急目黒線「目黒駅」から約10分です。