新蓮歌ー24 二表 1、まだしきに夏をあらますものあらん 紅舟 2、 輝く海を浮く帆掛け船 清 3、声あげて磯馴れ松も枝交はす 紅舟 4、 はや過ぎよかし嵐荒れくる 清 5、久々にあすは故郷近き宿 紅舟 6 ことば訛りもおのづからなり 清 7、語りつぐ老女は昔都人 紅舟 8、 今は亡き夫国の守にて 清 9.かかげたる長押の槍に錆もなし 紅舟 10、 眺め楽しむ数奇の数々 清 11、一服のまゐらすお茶も加減濃き 紅舟 12、 泉へだてて宴する影 清 13、更けゆけば月さへ氷る師走空 紅舟 14、 山寺ならし寒きともしび 清 Tweet