春のビール  高橋 禮子

ビール
 春のビール

 ま昼まのビールもたまにはいいもんだ目ざすバラ色見当たらずとも

 この次は何が出てくる刊行を促すようなあなたのエール

 咲かんとすひまわり坊やと同居したあの日があるから私がある

 リビングの二月に咲いたひまわりは即君なのだカモシレナイネ

 私の惑いを払う「二月のひまわり」春のビ-ルでさあ乾杯だ

 降ることをためらうような午後の雨なにやら決断迫られている
 
 さあ夜のポストに沈めてもらおうか走り走ってハガキ一枚