「ウィーンオペラ座」


このコーナーは宗像信子講師(左)と安司弘子講師(右)の担当です。

ヨーロッパ三大オペラ座の一つ「ウィーンオペラ座」

宗像 信子
(開運道芸術部門顧問、咸臨丸子孫の会幹事)
 パリ、ミラノと並ぶヨーロッパ三大オペラ劇場の一つがこのウィーン国立オペラ座(Wiener Staatsoper)です。
1869年にモーツアルトの「ドン・ジョバンニ」でこけら落としが行われています。
第二次世界大戦で爆撃を受けましたが、1955年にカール・ベーム指揮のベートーヴェン作曲「フィデリオ」で再開しました。
音楽監督としてはマーラー、カラヤンなどそうそうたる巨匠が名を連ね、2002年から2010年までは小澤征爾が音楽監督を務めました。ちなみに小澤征爾は世界的に有名な指揮者ですが、2002年に日本人初の指揮者としてウィーン・フィルのニューイヤーコンサートを指揮しています。今朝(3月9日)の新聞に小澤征爾が大動脈弁狭窄症で入院したとの記事が出ていました。この原稿を書いていたところなのでびっくりでした。早く良くなられるといいですね。

このオペラ座は建物内部の写真を見てくださるとお分かりのように、華麗で荘厳な会場です。
私が鑑賞したのはプッチーニ作曲の「トスカ」で、古今オペラの代名詞的な存在のオペラです。
ウィーンのガイドブックを見ていたら、ウィーンに滞在している1月8日の夜にオペラ座で上演していることがわかりました。
早速インターネットで予約をしたところ席も確保でき、喜びさんで勇んでウィーンに行きました。
私たちの席は2階席の前から2列目で舞台に真正面でした。
両脇に歌舞伎でいう桟敷席が写真のように並んでいました。

休憩中に見学をしましたが、それぞれのコンパートメントにはドレスアップしたお客様が数人ずついらっしゃいました。
普段の生活とはかけ離れた夢のような光景でした。
日本ではオペラに行ってもこのような席はありませんものね。
またヨーロッパでオペラ鑑賞ができることを祈りながら、何度もカーテンコールに拍手をしました。