ポルトガルから北スペインへ-2

このコーナーは宗像信子講師(左)と安司弘子講師(右)の担当です。

ポルトガルから北スペインへ-2

宗像 信子
(開運道芸術部門顧問、咸臨丸子孫の会幹事)

バターリャ見学後、ポルトへ移動しました。
ポルトの創設は5世紀より以前にさかのぼり、ローマ帝国時代からの港町ポルトゥス・カレ(ラテン語でPortus Cale、「カレの港」の意)に起源をもつ。だが、ローマ以前のケルト文化の名残であるシタデルも市外の中心にも残存している。ローマ時代の周辺をコンダドゥス・ポルトカレンシスといい、ここに成立した王国が、ポルトガル王国となった。ポルトガルの名はこれに由来する。と書かれています。
1996年、「ポルト歴史地区」としてユネスコの世界遺産に登録されています。そしてポルトはドウロ川沿いにあるポルトガル第二の商業都市で坂の多い美しい街でした。
まずポルトというとポートワイン(日本では赤玉ポートワイン)でしょう。ドウロ川上流流域で収穫されたブドウから作られるポートワインは一次発酵の途中でブランデーを加えたもので、芳醇な香り魅力。少し甘い赤ワイン、それから熟成された白ワインと写真をみて頂くとわかると思いますが、赤は濃く、白は少しクリーム色です。

この二種類のワインを「サンデマン」(怪傑ゾロのシルエットで有名)というワイン工場で試飲をさせて頂きました。
赤は重く、甘くてどちらかというとデザートワインかなと思いました。白ワインはクリーム色がかっているようにさらっという感じではなく、まったりと舌と喉を通って行きました。私の好みは白ワインでした。

このあとは市内観光です。
まずドン・ルイス1世橋という1886年にエッフェルの弟子によって作られた珍しい二重構造の橋を見学しました。やはり作りはエッフェル塔を横にしたような橋でしたが、渡る時につなぎ目から下のドウロ川が見えて、高所恐怖症の娘と手をつないで恐る恐る渡りました。ようやく反対側にたどりついて、後ろを振り向いたらツアーの仲間がだれ一人いません。慌ててわき目もふらず走るように戻りました。
集合場所には仲間がそろっていて、皆さんはどこまで行っても同じ景色だからと途中で戻ったそうです。私たち二人の恐怖はなんだったんでしょう!

次にサン・フランシスコ教会にいきました。
サン・フランシスコ教会 (Igreja de São Francisco)は、ポルトガル・ポルトにある重要なゴシック様式の教会。バロック様式の内部装飾で知られている。教会は市内の歴史地区にあり、ユネスコの世界遺産に登録されているます。
後はポルト駅を見学して今日の観光は終了しました。