ポルトガルから北スペインへ-6

 このコーナーは宗像信子講師(左)と安司弘子講師(右)の担当です。

ポルトガルから北スペインへ-6

宗像 信子
(開運道芸術部門顧問、咸臨丸子孫の会幹事)

旅行もそろそろ終盤になりました。
まず、オビドスという城壁に囲まれた中世の美しい「谷間の真珠」と呼ばれている町に行きました。城壁は13メートルあり、その上を歩くことができましたが柵も何もないのでちょっと怖かったです。でも景色はとてもすてきで町中にはたくさんの教会やカフェやレストランがありました。
そこを出発して今回の旅行の目的の一つであるヨーロッパ最西端のロカ岬に向いました。
その岬はかなりな崖の上で風が強く飛ばされそうでしたが、何とか見学をしました。
行ったという証明もしてもらいました。もちろん費用がかかりましたが記念ですから書いて頂きました。
昔、まだアンカレッジ経由でヨーロッパに行った時に北極点通過の証明書を頂いたことを思い出しました。
もう二度と行くことはないと思いますので、記念になりました。
夜はリスボンに入り、先日の美女二人組と一緒にファドを聞きに行きました。

ポルトガルといえばフランスのシャンソンのように「ファド」という国民に愛されている唄があります。
どちらかというと寂しい歌詞なのか、ポルトガル語がまったくわからないでしたが、そんな雰囲気の歌でした。
勿論ワインを飲みながらゆっくりと2時間くらい楽しみました。
リスボンという町は長崎に似ていて、石畳と細い坂道が多いです。
上にあがると海が見えるところも長崎に似ていました。
タクシーをホテルで呼んでもらいそのレストランまで行ったのですが、その急な細い坂道をすごいスピードで飛ばすので本当に怖かったです。
そのうえそのタクシードライバーが興に乗るとハンドルから手を放して、助手席や後部座席を見るので「お願いだから前を向いてハンドルを握って」と日本語でお願いいたしました。
帰りなどはもっと面白がってジェットコースターのような運転をするので、心臓に良くなかったですが、私たちが怖がるので、運転手さんは大喜びでした。
私は後ろの座席だったのですが、娘は助手席だったからどんなに怖かったかと恨まれました。
でもたっぷりワインを飲みながらファドを聞くことができて、ポルトガル旅行の目的を果たしました。