師走名物「秩父の夜祭り」-1

宗像 信子
(開運道芸術部門顧問、咸臨丸子孫の会幹事)

私の実家のお墓が何の関係もない秩父にあります。
50年近く毎年数回秩父に行っていますが、一度も夜祭りに行ったことがありませんでした。
娘にそんな話をしたら、さっそくホテルを予約してくれたので行けることになりました。池袋発のレッドアロー号も予約し、12月2日にいざ出発です。
でもなんだかあまり混んでいなくて、少々不安になりました。
確かに今日は宵宮であることを確認しての出発でした。
秩父夜祭りとはネットで調べると下記のように載っていました。

秩父夜祭(ちちぶよまつり)は、ユネスコ無形文化遺産に登録されている埼玉県秩父市にある秩父神社の例祭であり、毎年12月1日から6日に行われる。12月2日が宵宮、12月3日が大祭であり、提灯で飾り付けられた山車(笠鉾・屋台)の曳き回しや、冬の花火大会で全国的に知られている。祭りは寛文年間から続くとされ、300年以上の歴史がある。日本屈指の極めて豪華な祭りであり、一連の行事が国の重要無形民俗文化財に指定されている。
大祭の12月3日の午後6時半頃に、秩父神社から1キロメートルほど離れた御旅所に向けて御神幸行列が出発し、6台の笠鉾・屋台がそれに続く。御旅所下の急坂、団子坂を最大20トンの笠鉾・屋台が多くの曳き手によって曳き上げられる頃に祭りは最高潮を迎える。
秩父夜祭は、京都の祇園祭、飛騨の高山祭と並んで日本三大美祭及び日本三大曳山祭の一つに数えられる。
秩父夜祭の笠鉾・屋台は、釘を一本も使わずに組み立てられる。金色の飾り具や極彩色の彫刻、後幕の金糸の刺繍で装飾された笠鉾・屋台は「動く陽明門」といわれるほど豪華絢爛で、国の重要有形民俗文化財に指定されている。

同一の祭礼について国の重要有形民俗文化財および重要無形民俗文化財の両方に指定されているものは日本全国に5例しかなく、秩父夜祭はそのうちの一つであり、歴史的・文化的に非常に価値の高い祭りである。
2016年12月1日、エチオピアで開かれたユネスコの政府間委員会で、日本の「山・鉾・屋台行事」(18府県の計33件)のユネスコ無形文化遺産への登録が決定した。これにより、「秩父祭の屋台行事と神楽」がユネスコ無形文化遺産へ正式に登録された。

これは期待できるお祭りです。
秩父に着くと駅前には多くの出店が出ていてお祭りらしい雰囲気でした
まず秩父神社にお参りにいきました。途中雨が結構ひどく降ってきたのでまだ誰も入っていないテント張りの食堂に入りビールで乾杯しました。
しばらく飲んでいると幸いにも雨が止みましたので、神社に向かいました。
入口に燃えるような黄色のご神木がありました。
その奥に威厳のある神社がありました。
今年の秋に三峯神社と秩父神社にいきましたが、その時も雨上がりの秩父神社でした。すでにお祭りの準備が完了していて、人混みはあるのですが、深々とした雰囲気でした。
これからの宵宮、明日の大祭が期待されます。

<続く>