夢叶う


琴奨菊

1月も下旬の23日(土)夜、年甲斐もなくよせばいいのに自宅の狭い書斎で徹夜仕事を思い立ちました。ところが、その仕事に必要な資料が築地の事務所にあるのに気づきました。
 そこでまた、よせばいいのに寒波襲来予報の深夜2時、マイカーで高速に乗って久喜市から築地往復です。
 直線の東北縦貫道路・・・岩槻~蓮田SAの上り車線、五分ほどでしたが前方後方に車影なし、自分の車だけが走行中でした。宇都宮以北では珍しくありませんが、都心近くでの高速道路の独り占めは初めてで快適な気分でした。きっと、白鵬はこんな心境で長い間、優勝を独り占めしていたに違いありません。
 ともあれ、鮎釣りに凝っていた頃は深夜ドライブは当たり前でしたが、今年初めての深夜行、眠気も吹っ飛びました。徹夜の割に仕事が捗らないのは、昼食時にテレビで広島の男子マラソン、夕方は大相撲千秋楽を見てしまったからです。
 実は、初場所の千秋楽を家のテレビで見るのは久しぶりなのです。両国で千秋楽の場合は、その日はいつも午後7時から、お茶の水のホテルで千賀の浦部屋の打ち上げ会なのです。
 日曜日ですから、久喜市栗橋の自宅を5時前に出なければなりません。
 したがって、千秋楽のラスト数番で優勝が決まる場合など結果を知らずに会場入りしていました。
 ところが、部屋の看板力士の舛の山が前頭からケガで脱落して以来、関取がいません。
 いくら千賀の浦親方(元舛田山)と親しくても、幕下以下の打ち上げでは力が入りませんので欠席です。そこで今日は、栃東以来の日本出身力士の悲願の優勝をテレビで見ることが出来たのです。まことに見事な琴奨菊の初Vでした。豪栄道を突き落としで下して1敗を死守し、栃東以来10年ぶりに日本出身力士の賜杯です。おれで一つ、夢が叶いました。
 これで23場所連続でモンゴル出身力士に独占された優勝から解放され、やっと溜飲が下がる思いでホッとしました。今日は、贔屓の稀勢の里も勝ちましたから私もご機嫌、徹夜の疲れもどこかに吹っ飛んでしまいました。ただただ残念なのは人気力士・遠藤のケガです。無理して出場を続けてたために、かなり悪化していると聞きます。
 これで十両落ちですが、いくら下まで落ちてもいいから完全に回復してから実力で勝ち上がってほしいものです。
 ケガに強い体・・・これも力士の出世には不可欠・・・病気に強い体、これこそ私たちの理想、これを目指しましょう!