月別アーカイブ: 2018年4月

大型連休の功罪・・・


 4月28日(土)から5月6日(日)までの9日間は世間でいうゴールデンウイーク、あなたは如何お過ごしですか? 大型連
ゴールデンウイークという呼称は元来が映画館が大入り満員配収増の映画業界用語で、命名者は映画の黄金時代に活躍した元大映の松山英夫取締役です。そのネーミングの響きが受けて徐々に世間に広まり、今では4月末から5月初旬にかけての大型連休を特定する固有名称となっています。
その大型連休が訪れると、それを待ち望んだ家族連れがいっせいに内外の有名観光地、温泉、テーマパーク、故郷などを目指して混雑承知で殺到、飛行場、新幹線、幹線道路などあらゆる交通関係機関が麻痺寸前、人々は50キロ渋滞なども我慢して家族サービス、よく遊びよく食べよく買い物をしてお金と体力を使い果した上で疲れ切って帰宅、疲労度と浪費度が高いほど満足感も高いという意識調査も聞いたことがあります。
私はというと、昨日の28日(土)はラジオもあり仕事日で、今日29日(日)は我が家で長女家族二人の退院祝いで賑やかでした。明日はまた別口の子や孫が現れれば行動予定は、相手があることですから想像もできません。
ところで大型連休が終わったところでいっせいに発生するのが五月病です。
五月病という言葉はご存知ですか?
4月の入学、進学、就職、転勤、転職、転居、環境の変化などを緊張しながら乗り切った人が、この大型連休で心身共に精一杯の緊張から解放されて伸び伸びと過ごした後、連休以前の緊張感のある生活に戻れずに起こる軽い心の病いです。
最近では、この五月病が主婦や独身女性にも蔓延しているのです。
この大型連休中は移動も助手席、上げ膳据え膳で料理も作らず美味飲食、すっかり主婦の仕事から解放されています。
それが連休後は一転して予算節約の上に主婦業とパート、まるで天と地の生活に心がついていけず、楽しかったはずの大型連休がかえってストレスを招いてしまって五月病の予備軍入りです。
かといって、世間の家族が楽しく行楽やイベントでお祭り騒ぎなのに、何らかの事情で何事もなく家で過ごさねばならない場合も問題が残ります。それが家庭内不和、とくに夫婦間が不和だったりすると悲劇です。勤務先が休みでは会社に出ませんから昼も夜も一緒ですから、9日間の間には必ずトラブルが起こり、それは連休終了後もシコリになってストレスが残ると五月病です。
五月病は正式な病名ではありませんが、環境の変化に適応できず,焦やストレスを感じたり、気持ちが落ち込んだり、無気力になるなどの総称です。、原因は、極度の緊張からの解放,環境の変化への不安、目標や希望の喪失などです。
通常は一過性で夏になれば治りますが、自律神経失調症やうつ病にまで陥ると、下痢や吐き気など消化器系の症状 がみられる場合は要注意、回復には時間がかかります。
ところで、ストレスという言葉の命名者はどなたかご存知ですか?
カナダの病理学者であるハンス・セリエ博士で、私はその孫弟子にあたります。
ハンス・セリエ博士の日本人高弟は二人、藤井尚治医師と杉靖三郎博士で、私は藤井尚治医師の弟分兼弟子です。
藤井師の指導方針は、カイロプラクティク(脊椎矯正法)に漢方を採り入れたストレス診療法で全てが斬新でした。
私は昭和49年に、親しかった藤井先生の助言で銀座で「ストレス解消サロン」を開きました。
病気治療ではなく、医事法に触れない予防医学内のアルファー波活用療法で、会員過多の混み過ぎ閉鎖です。
今でこそストレスという言葉は誰でも知っていますが、当時はまだ知名度もなく、占いで人を集めての悩み相談と抱き合わせで藤井先生からの受け売り説明で、ストレス問題に対応したものでした。
そこで、ストレスが少なければ人は100歳まで生きることを確信し、民間人では最初の「100歳寿命説」をマスコミに発表してけっこう大騒ぎになったことがあります。
なのに、ストレス学の権威である藤井尚治師が76歳で惜しまれて他界しました。師は超ヘビースモーカーで、師の経営する銀座内科診療所の室内は、紫煙でメガネが曇るほどでしたから無理もありません。師はまさしく医者の不養生でした。
藤井尚治師のおかげで私は自分なりのストレス対峙法を確立しつつあります。
そこで近々、築地サロンを「ストレス解消サロン」にも対応し、ストレス対策の普及ボランティアを考慮中です。
そのノウハウは何もかも揃っていますので、五月病対策に間にあうように急ぎます。
もちろん、健康な人も大歓迎、癒しサロンでストレスをスッキリ排除してください。
これでまた将来の「100歳超え健康人」がまた増えそうです。

安倍内閣支持率


安倍内閣支持率

花見 正樹

安倍政権の支持率がついに危険水準を超えました。
この週末の日本テレビ放送の世論調査ですが、安倍内閣の支持率が26.7%と下落、第2次安倍政権発足以来の最低数字を更新、この2ケ月間ずーっと右肩下がり、もはや死に体となり、この月末にも内閣総辞職の噂も出始めています。
例の森友学園や加計学園の問題は、もはや弁解すればするほどボロが出て、安倍総理が「真相究明と再発防止に全力をあげる」などと言ったのが裏目に出て、真相を究明する度に総理が窮地に追い込まれるという皮肉な結果になっています。
日本テレビの電話世論調査の「安倍首相はどう対応すべきか?」には「責任をとって辞任する」が圧倒的多数で34.8%、です。2位の「真相究明と再発防止に全力をあげる」が31.7%ですから、これも真相が首相に振りなら退陣希望ですから、66%の国民は、安倍総理がモリカケに関係していれば退陣とみていますので、もはや前途は真っ暗なのです。
ただ、哀れなのはそれに続く次期自民党総裁の件です。
「次の自民党総裁には誰がふさわしいか?」
1位、小泉進次郎議員で、2位が石破元幹事長・・・まさか? と思う人は、日本テレビのホームページをご覧ください。
これは人材不足なのか、人気先行なのか、なにか、この国の行く末が思いやられます。
同じ日に、毎日新聞でも内閣支持率の世論結果の発表をしています。
この週末の21日(土)22日(日)の両日、こちらも全国の世論調査で、安倍内閣の支持率は30%と3月の前回調査からみると3ポイントの下落で、不支持率は49%と2ポイント増えて支持率の低下傾向にはもう歯止めが効きません。
ただし、他の支持政党となると、ドングリの背比べでどちらも似たり寄ったりで大差はありません。
財務事務次官のセクハラ疑惑問題、森友学園への国有地売却に関する問題、加計学園問題など、安倍夫妻と財務省を巡る問題に
加えて、麻生太郎副総理兼財務相の辞任問題にまで飛び火しています。
しかも、毎日新聞の世論調査では、「麻生財務相は辞任すべきだ」が51%と半数を超えています。
麻生副首相が「なんであいつのために!」と安倍首相を名指しで怒ったのも無理はありません。
吉田茂の孫の麻生副首相と、岸信介の孫の安倍首相は天敵のように思えるのに実は、明治天皇絡みで遠縁の親戚・・・だから仲良しなのだと私は理解しています。ただし、この遠縁の関係まで説明するとなると少々勇気と覚悟を要します。
今の私には、その勇気も覚悟もありませんのでここまでにさせて頂きます。

勝負の世界


 
オリンピック優勝時代の村田選手

 今週もスポーツネタで失礼します。
4月15日(日)はスポーツの世界で激震が走りました。
野球ではセ・リーグのDeNAが8連勝で首位を走り、巨人はアメリカ帰りの上原が期待を裏切っての連敗で最下位、どちらも「まさか?」と目をうたがうほどの番狂わせです。
野球のDeNAと同じ横浜なのに明暗を分けているのがサッカーの横浜F・マリノス、強いはずが降格圏の16位に転落、ファンの悲鳴が聞こえてくる危機的状況に突入しています。
前節・広島戦に続き、痛恨の逆転負けを喫した横浜。これで今季二度目の連敗となり、順位は降格圏の16位に沈んだ。写真:山 野球もサッカーも常勝チームが連敗することは珍しいことではありません。
しかし、この日はボクシングにまで珍事が起こっています。
横浜アリーナで行われた世界選手権での出来事です。
WBC世界フライ級タイトルマッチで、前日の計量において体重超過で王座剥奪となった比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)は、同級2位のクリストファー・ロサレス(23=ニカラグア)と果敢に打ち合い、9回1分14秒でTKO負けを喫し、プロ入り後初の黒星で連続KO勝利試合は15でストップ、惜しくも16KO連勝の日本新記録はなりませんでした。
残念ですが仕方ありません。
比嘉選手は以前から、1階級上への変更をジム会長に申し出ていたそうです。
しかし、この階級での15連勝ですから、陣営としては階級変更など考えられません。
1階級上げて初戦で敗けたらドル箱を失うのですから階級変更は無理なのです。
それでも、本人がもう減量では汗が出ないほどの限界でしたので、会長以下陣営の責任は重いはずです。
昨日の軽量失敗後の激しい運動での減量で全く汗が出なかった・・・これは減量の限界だったのです。
ここで潔く1階級アップしての再スタート、これをファアンは望んでいます。
ただし、今回の軽量失敗で最悪の場合は1年間の出場停止処分もあり得ますので、よけい残念でなりません。
この日行われたダブル・タイトルマッチのもう一つの試合は圧巻でした。
WBA世界ミドル級の村田諒太選手が、ブランダムラ(38=イタリア)を8回TKO勝ちで完勝、日本人初のミドル級防衛に成功です。右フック一発で相手をリングに沈めての勝利でした。
私は1995年に日本初のミドル級チャンピオンの世界、竹原慎二選手が好きでしたが残念ながら初防衛に失敗していますので、よけい村田選手の防衛戦が気になっていました。もちろん、これからも応援を続けます。
なお、私がアルファー波トレーニングで指導した選手は数多くいますが、中には世界に羽ばたいたキックボクシングの加藤尚清氏(現・大道塾東中野&行徳支部長)、水泳の鈴木大地選手(スポーツ庁初代長官)などがいます。

今も、このアルファー波測定機器は築地のサロンにありますので、ストレスを感じたらリラックス度測定に来てください。

 

大谷翔平の衝撃!


 大谷翔平の衝撃!

ピッチャーで強打者・・・草野球ならいくらでもいますが、大谷選手はこれをプロとして成功させたのですから凄いです。
かつて私は、東京スポーツ紙の依頼で大谷翔平を占って大きな記事を載せた過去があります。
その時は日本ハムに入団して春のキャンプを終えて開幕数日前の紙面に間に合わせての記事でした。
マスコミでの評価は吉凶半々、活躍するしないは大きく別れていました。
当時、高校で活躍した大谷選手の投打二刀流を危惧する声も多く、長嶋茂雄終身名誉監督や野村克也元監督などが大谷翔平は投手を断念して打者に徹すれば一流になると言い、大谷投手派はごく少数だったように記憶しています。
私は、「二刀流で活躍した後、怪我か故障で投手を断念、打者として活躍するがケガで泣くこと多し・・・」などと書きました。その根拠は、推命で見るとケガに注意の星があるからです。
ところが、そんな予想もどこ吹く風とばかりに大谷選手は二刀流で大活躍・・・評論家も形無しです。
アメリカン・リーグのロサンゼルス・エンゼルスに入団した大谷選手は、シーズン当初からすでに2勝3ホームランと大活躍、この8日までのアメリカンリーグでの週間MVP選手に選ばれたのです。
投打の二刀流の選手の受賞は、ア・リーグが週間MVPの選出を始めてから初の出来事だそうです。
それだけでも凄いのに、それをメジャー1年目の日本人選手が、開幕早々の4月上旬に成し遂げたのも最速ですが、しかもまだ23歳9カ月というのも最年少記録となっていて、何もかもが「凄い」のです。
この大谷選手は日本にいたときも記録だらけでした。
投手と打者を本格的に行う二刀流で2014年には日本プロ野球史上初となる11勝、10本塁打で2桁勝利・2桁本塁打を達成しています。しかも翌2015年には最優秀防御率、最多勝利、最高勝率の投手部門で三冠を獲得しています。
その翌年の2016年には、2桁勝利・100安打・20本塁打を達成して投打両方で主力として、日本ハムのリーグ優勝と日本一に貢献しています。
さらに、NPB(日本野球機構)史上初の投手&指名打者、2部門でのベストナインに選出され、球速165km/hの日本の野球界最速投球記録保持者でもあるのです。
こんな記録を持つ大谷翔平選手ですから、 大谷翔平は岩手県奥州市出身で、スポーツ選手だった両親(父は社会人野球、母はバドミントン)の元で野球少年として育てられます。小学校3年時にリトルリーグで野球を始めて全国大会に投手として出場、小学校5年生時に110km/hを記録、水沢南中学校時代は一関リトルシニアに所属して全国大会に出場しています。
菊池雄星に憧れて花巻東高校へ進学し、監督の方針で、1年は、4番・ライトで公式戦に出場し、秋からは投手を任され、1年では最速147km/h、2年春には151km/hを記録しています。
高校時代にはアマチュア野球史上初の最速160km/hを記録、甲子園通算成績は14回を投げ防御率3.77、16奪三振、野手としては2試合で打率.333、1本塁打の記録が残っています。
以上のような状況からアメリカで活躍するようになった大谷翔平選手は、何はともあれ「ケガ注意」、野球少年の夢である「ピッチャーで4番バッター」の雰囲気を持ち続けての活躍を期待します。
今日は大谷翔平選手を取り上げましたが、卓球、水泳・・・若い選手の躍進で目が離せません。
卓球ではアジアカップでは、14歳の張本智和が世界ランク1位の中国選手を撃破していあますし、水泳の日本選手権では日本新記録続出、これkらが楽しみです。
それに引き換え、期待外れなのが安倍総理・・・次から次にボロが出て、ここに書く気にもなりません。

新学期



新学期

花見 正樹

「いよいよ4月、子供も大人も新学期」
これは、昨日のラジオ(山口放送・土曜いい朝お早うワイド)での私の決め言葉です。
毎週、私がその場で感じたことを言って、キャスターと二言三言掛け合い漫才風な会話をしたりします。
もちろん、これはオマケでメインの「今日の幸せ占い」とは全く関係ありません、
プロ野球もはや三日目で3連勝、3連敗など悲喜こもごも、これからの長丁場を考えればどうということもありません。、、3 それより凄いのは高校野球、延長戦で点の取り合い、11対10での敗戦投手の気持ちを考えると胸が熱くなります。
私はいつからこうなったのか?
自分が応援している地元のチームの試合以外は、つねに敗けている方のチームに声援を送っています、
とくに、接戦で勝敗を決める最後の1点に絡んでエラーした選手には、心の中でいつも叫んでいます。
「この屈辱に耐えて、社会に出てから活かすんだ!」
それまで攻守好打で活躍したチームの須臾選手の落球で敗け阿た試合がありました。
少し黄昏時が都はづいて外野フライが見づらくなっていたので、球際を見失うことがよくあるケースです。
野球では「一球に泣く」という場面が多々あります。
これは、攻撃側も同じです。
こんな場面を見たことがあります。
点の取り合いで九回の裏の攻撃で1点を追って打順は1番からの好打順、絶好の逆転機です。
一点のビハインドを追って、四球、バント失敗、ライト前ヒットでランナー1、3塁、一塁ランナー盗塁成功、三直。
これで二死、ランナー2、3塁、ヒットが出れば逆転サヨナラ、勝利は目前です。
しかし、投手も必死、野手も真剣、ここで守り切れば初の順々決勝進出という場面です。
早いカーブでファール、外角高めの速球でボール、内角速球見逃しストライク、真ん中低めのチェンジアップでボール。
2ボール2ストライク、手に汗を握る場面で巡って来た絶好のチャンスです。
しかも、投手は緊張で口の中はカラカラのはず、ここはバッター優位の場面です。
球も荒れていますから、ここは一球待って様子をみて、塁を埋める場合もあります。
ところが、この場面で開き直ったのか、一度捕手の要求に頭を横に振った投手がど真ん中に直球を投げ込んだのです。
明らかに捕手は変化球を要求したはず。それに応えるのに不安だったからこそ直球を投げたと私は見ました。
いくら球が速いといっても鍛えに鍛えた5番バッターにとって真ん中著球は美味しい獲物です。
しかし、バットがピクっと動いただけで、白球はズバッと捕手の構えたミットの中です。
そして、次の高めのボールだまに手を出し手空振り三振、ゲームセットです。
私は、この時₃、指先からボールが離れた瞬間の投手の気持ちが痛いほど分かります。
もう指の抑えが効いていませんから回転の悪い棒球でしかも高く浮いてボール・・・頭の中は真っ白です。
ここで敗けた! と思ってた投手の目に打者の空振りが見えてゲームセット・・・地獄からの生還です。

チームメイトは勝利の喜びに沸いていても、一瞬だけでも地獄の釜の底を垣間見た投手は、いい経験をしたことになります。
一方、ボール球を空振りして敗北者となった5番打者の少年は、一生、その前に見逃した5球目の著球を悔いるはずです。
勝ちと負けとは紙一重・・・この地獄を見た者はやがて社会に出て堪えることが出来る男になれるはずです。
今回の高校選抜野球は、私の古びた大脳と情感の枯れ始めた感性をかなり刺激してくれるようです。
私も形やスケールは異なりますが、この修羅場を潜り抜けて今日があるような気がします。
写真は、先週とほぼ同じ場所で撮った4月1日(日)午後、満開の桜が用水の両岸に咲き誇っていますが、車も人も姿がありません。実に不思議な光景です。
次女の次女が自分の志望した高校受験で合格、誕生日祝いと合格祝いで赤飯とケーキとご祝儀、我が家の幸せを独占です。
さて、私も今日から心新たに新学期、元気で人のお役に立つように頑張ります。