月別アーカイブ: 2011年1月

女性のための開運講座ー62&新撰組


サッカーのお祭り、アジア大会が日本の優勝で終
わりました。私はサッカーより野球が好きです。
 少年時代は野球少年でサッカーとは無縁でしたか
ら仕方ありません。ところが、韓国戦もオーストラ
リア戦も深夜テレビで夢中で見ました。
 過去に何回かサッカーを好きになりかけましたが、
何故か好きになれずに来ました。
 理由はとくにはありません。私は、サッカーに関
する限り選手に興味がありません。
 ところが監督には興味があります。
 今回のザッケローニ監督は就任以来、日本を世界
で通用するチームにすると言い続けていました。
 その手腕と采配が気になっていたのです。
 その結果、気づいたことがあります。
 やはり、監督は選手に安心感と信頼がなければダ
メということでした。アジア大会で優勝して、本田、
長友、李、川島選手などに光が当たっています。
 しかし、本田選手などは個人プレーの代名詞みた
いなエゴ丸出しの選手でした。それが、チームプレ
イに徹して仲間のフォローにまわっていた姿は思い
がけないものでした。
 オレがオレがの人間が、自分を抑えて仲間に手柄
を与えて戦う姿は悲しいほど美しいものです。顔は
お世辞にもいいとは思いませんが・・・
 本田選手が最優秀選手に選ばれた瞬間、監督のし
てやったりの心が読めて納得です。監督が個人技を
信じていたのは、途中出場の選手がそれぞれ活躍し
たことで理解できます。
 にも拘らず監督は、チームの結束力を重視して選
手全員の力を引き出す作戦に出ました。結果的には
チームを一つにし、個人技をフルに引き出して勝ち
ました。これこそ、不況の中でも零細企業が生き残
る最善の一手です。この監督の手腕に期待し、学ぶ
ことの多きを感じました。
 ふと、こんなことを感じましたので・・・ 

  ところでプロ野球もいよいよキャンプイン、沖縄
と宮崎に各チームが集結して激しい練習が始まりま
す。早大出身の3人の投手の活躍は?
 気になることが多い春のキャンプです。
                つづく
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 さて話題を変えて、女性のための開運講座です。
 これは、恋愛、結婚、再婚に役立つ開運法です。
 途中からご覧の方は、遡ってご覧になってくだ
さい。勿論、男性が見ても役立つはずです。
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 女性のための開運講座ー62 

 恋愛・結婚、さまざま模様

  あなたは愛情面で満足していますか?

 これは人類にとって永遠に消えることのない命題
のようです。アダムとイブの時代から人間は欲深い
動物ですから、キリがなく満足感を求めます。
 ある日、「もう大満足でいつ死んでもいい!」と
叫んでも、翌日にはまた満足感を求めます。
 人間の大脳は、三大本能の食欲・性欲・睡眠の満
足を感じとりますが、限界はありません。
 今、満足感を感じても明日にはまた貪欲に新たな
満足度を求めます。
 これが人間というものです。
 しかし、満足されたい思いは人それぞれ違います。
 三大本能の他に、金銭欲、物質欲、交際欲、出世
欲、名誉欲、征服欲、美容欲、自己顕示欲、目的達
成欲など数え上げればキリがありません。
 人間は欲深い生物ですから一つ満たされたら次、
また次と際限などないのです。
 日々愛情で満たされれば本望という人もいますが、
それも永遠には続きません。
 愛する恋人や夫がある日、交通事故など不慮の災
難に出会って環境が一変することもあり得ます。
 それでなくても現代は、ストレス過剰の時代です
から、人間関係も複雑に絡み合い、親類身内、友人
知人、町内会、PTAから趣味のサークルまで、女
性をとりまく環境も多様化しています。
 この複雑な現代だからこそ「愛情だけでも満足す
る」ことが幸せの最低条件になります。
 では、どうすれば愛情だけでも満たされるか?
 それを検証してみましょう。

「健康でないと満足感は得られない!」
 好きな人がいるのに病床にいてデートできない。
 こんな辛いことはありません。
 映画やドラマでは、愛する人が花束を抱えて病室
を訪れて合いの言葉を囁きますが、現実には、これ
は長続きしません。やはり、健康な男女だからこそ
デートして愛し合える喜びがあるのです。
 夫婦であれば尚更、家族のためにも健康第一です。
 
「過労では満足感は得られない!」
 もともとよく働く人はタフですから、どんなに多
忙でも回復が早くデートには支障がないものです。
 ところが、度を過ぎた過労によって起る症状の一
つに性欲減退があり、気持ちが萎えて異性に対する
興味がほとんど失せてしまうことがあります。
 したがって、愛情生活のためには自分の限界を知
らずにムキになって働きいて体力を消耗しきってダ
ウンするなどは愚の骨頂、適度な休養を大切にする
ことで愛情運を高めてください。

「遊び心も愛情の満足感には大切!」
 心と体に優しい趣味の世界も愛情面を活気づける
のに欠かせないアイテムです。グルメ、映画や観劇、
音楽鑑賞、絵画など芸術、芸能、あるいはスポーツ、
アウトドアーを楽しむ余裕も必要です。この余裕が
愛し合う者の満足感に役立ちます。とくに、二人に
共通の趣味があると、愛情面の満足度も高まります。

「いいセックスこそ愛情満足度の絶対条件!」
 これを否定する精神至上主義の人もいますが、そ
れも間違いとはいえません。こればかりは個人差が
あるから基準はありません。あくまでも愛し合う二
人の間での問題だからです。愛情には精神的な面と、
肉体的な面との二つが満たされてこそ豊かなSEX
ライフとして満足度を豊かなものにします。
                 つづく
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 書店発売中の「坂本龍馬異聞」に続き「新撰組
3部作」を執筆中です。その内容を先にお届けし
ます。
 ホームページでも挿絵入りで連載を始めました。
      ---
 新撰組ー異聞

 第二章 勝太の心象風景

(9)出稽古先-1-2

 街道筋に軒を並べた商いの店々や家屋がめっきり
減って、緑濃い田園風景が広がっていた。道脇の岩
に腰かけて小休止して、惣次郎が用意した味噌漬け
入り握り飯を食べ、竹筒の水を飲んだ。
 原田忠司が先に立ち上り「さあ、行くぞ!」と、
二人を急かせた。福田平馬があわてて支度をしなが
ら勝太に話し掛ける。
「この先はな、三代将軍家光さまがよく鷹狩りに来
たところだ。村内にある高円寺って寺に寄って休憩
し、餡入りのミタラシ団子を食べながらお茶を楽し
んだそうだ」
「食べてみたいですね」
「家光さまが利用したことで、小沢村が寺院の名を
とって高円寺村になり、ミタラシ団子がお狩場餅と
変って名物になったが、中身は同じだ」
「名前なんかどっちでもいいです。おごってくださ
い」
「まだ茶屋が開いておらんよ。それに今、朝飯を食
したばかりじゃないか」
「昼は、深大寺蕎麦でもいいですよ」
 原田が呆れたように言った。
「今、握り飯を食っただけなのに、もう腹が減った
のか? ここまで来たら昼は勝太の家で宮川のオヤ
ジさんの手打ち蕎麦が一番だろ?」
「だったら急がなきゃ」
 三人は西に向かって街道を急いだ。
 やがて、甲州道中を右に折れて武蔵野台地の府中
領上石原宿辻に屋根付き板塀に囲まれた広大な宮川
家の屋敷が視界に入って来た。一行を遠くから見か
けた門人の注進でか、勝太の長兄の音五郎と宮川道
場で剣術稽古の村人らが弟子数人が長屋門から走り
出て、馴染みの原田と福田の荷を競って奪うように
引き取って担ぎ、「カツ、暫くだな」と懐かしく声
は掛けるが、勝太の荷物は誰一人として持とうとし
ないのが気に入らない。
 玄関前に並んで迎えた父や兄が勝太をチラと見た
だけで、原田と福田には深々と頭を下げた。 
「お待ちしました」
 足を濯ぎ、着衣の埃を払って座敷に入ると、父の
久次郎が原田と福田に頭を下げた。
「勝五郎がお世話になっております」
 原田忠司が改まって報告した。
「師の命により、島崎勝太も師範として本日から代
稽古に参加します」
「代稽古? カツが?」
「そうです」
「まさか? 悪い冗談ですな」
 父の久次郎は本気にしないから、全く取り合わな
い。  
 長男の音五郎が顔を出して挨拶した。勝太も代稽
古になったことはまだ知らない。
「父が蕎麦を打ちましたので、一口食べてから稽古
をお願いします」
「いや、稽古が先でも」
「いえ、今、村中に触れを回していますので、その
間にお食事を」
 久次郎が手打ちでこねた香りのいい卵つなぎの生
蕎麦を、ワサビの効いた汁に浸け、一行は宮川道場
の幹部と一緒に喉を鳴らして食欲を満たした。
「ああ旨かった」
 三人共満足の意を表現してから腰を上げた。
                 つづく
      ---
 では、次回をお楽しみに・・・・
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     開運道・花見正樹事務所
 開運道スクール http://kaiundou-school.com  
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女性のための開運講座ー61&新撰組


 ついにGDP世界二位の経済大国の座も中国に奪
われ、日本の立場は一段と弱くなりました。
 昨年の今頃はまだ、民主党に任せておけば日本は
安泰、という楽観ムードが北から南までの日本列島
に蔓延していました。あの時はまだ誰も今日のよう
な行方も定まらずに迷走する民主党政権の情けない
姿を思う人はいなかったはずです。
 今は哀れ、国民不在の小沢たたきで支持率アップ
を図るセコいやり方も見抜かれ、連合を持ちかけた
各野党からは総スカン・・・それでも消費税アップ
など増税だけはやり遂げる覚悟のようです。
「国民を甘くみるな!」と怒鳴っても、こだまは空
しく自分に戻って来るだけ・・・悲しいことです。
 相撲の千秋楽が終わって、千賀の浦部屋の打ち上
げ兼舛の山十両昇進パーティに招かれてきました。
 元関脇舛田山の千賀の浦親方は現役引退後、春日
野部屋付きの親方として後進の指導をしてきました
が、5年前に独立して自分の部屋を持ちました。
 新人からの弟子を18人も抱えて1から育てると
いうのは出費ばかりで大変な負担だったそうです。
 それが、十両の末席とはいえ、ようやく関取誕生
で協会からも補助金が出るのですから、部屋や後援
会が沸き立つのも無理はありません。
 桝の山は十両でただ一人6連勝で、「優勝!」の
二文字がチラついた7日目の朝、稽古で足をケガし
てあえなくダウン、休場と出場を繰り返し、どうや
ら勝ち越しで場所を終えました。
 平成生まれで初の十両で話題を呼んだこともあり、
後援会には九州、名古屋、北海道の事業家などが名
を連ね、都心のホテルの大広間で行われたパーティ
はチャンコと樽酒を中心に大盛況でした。
 次の場所での番付上昇が楽しみです。
 ところで、96歳の母親の番付が要介護度5から
4に格下げになりました。点滴と酸素吸入で寝た切
り入院で葬儀屋と打ち合わせまでして、兄嫁から我
が家に移籍した身が、どこで閻魔大王に見放された
のか杖でヒョコヒョコ歩けるまでに回復したから驚
きです。介護度の改定で審査に来た役所の人にも、
「あたしは死に損ないですから」などと冗談を言っ
て、少し歩いて見せたそうです。
 96歳で介護度が下がった例は、私の居住地では
初めてだそうです。これだけでも嬉しいことです。
「本来なら2か3ですが高齢ですので4になりまし
た」と、鉛筆のメモ書きがさり気なく添えてありま
した。一気に格下げにしないところなど、役所もシ
ャレたことをするものです。
                つづく
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 さて話題を変えて、女性のための開運講座です。
 これは、恋愛、結婚、再婚に役立つ開運法です。
 途中からご覧の方は、遡ってご覧になってくだ
さい。勿論、男性が見ても役立つはずです。
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 女性のための開運講座ー61 
 
 恋愛・結婚、さまざま模様
 12支からみた性格と愛情運
 前回は、12支それぞれの性格と対人関係、愛情
運を、子から巳まで載せました。
 今回は、午から亥までです。
 子、丑、寅、卯、辰、巳の方は、前回分をご覧く
ださい。
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 午生まれの人
 性格
  陽性で行動的です。交際面は派手で、社交的で
思い切った言動で人気を呼びます。わがままで自分
本位なところが欠点で、独創力が長所です。
 対人関係
  男女とも社交的で派手な面があり、自分の立場
や面子に拘り、名誉や出世に強い関心があり、周囲
を異常に気にする面があります。
 愛情運
  愛情に関しては人一倍敏感に自意識が強く、嫉
妬心も強いために誤解も多く、目的のためには手段
を選ばぬ一面もあり、知的な異性を好みます。
 未生まれの人
 性格
  情感豊かで趣味も高尚で美的感覚に優れていま
す。義理人情も厚く、孤独を好む傾向があります。
優柔不断に見られますが、慎重とも言えます。
 対人関係 
  表面に出るよりも組織の潤滑油的存在で参謀的
役割に向き、人前では寡黙で控え目な努力型です。
 とくに異性に親切で、見た目で人の好き嫌いを選
ぶ癖があります。
 愛情運
  対人関係と全く同様で、見た目で選びますから、
性格の悪い相手と交際しててこずることもあり、愛
情面では苦労します。一目ぼれの癖は直りません。
 申生まれの人
 性格
  口八丁手八丁で何にでも挑戦する勇気あるタイ
プで器用。表面は冷静沈着に見えますが本来は短気
です。生真面目な努力家でアイデアに富みます。
 対人関係
  世間体を気遣うために社交上手に見えますが、
実は競争心旺盛で社交範囲は狭くなります。常に周
囲のまとめ役として活躍、気くばりだけは抜群です。
 愛情運
  異性に対して献身的に努力するタイプですが、
依存心や甘えもあり自立心が弱い面があります。
 それでも標準的な愛情運には恵まれます。
 酉生まれの人
 性格 
  細やかな心づかいと品のよい明るさが特徴です。
野暮に見えても実際には繊細な神経が行き届いてい
て、その行動は冷静で綿密な計算力を秘めています。
 対人関係
  行動は率直で機敏、感情も正直に表に出し、人
間関係は偏りがちですが根は親切で世話好きです。
 豊かな感受性で気の合う人とは親密度を深めます。
 愛情運
  淡白で率直、表現にも飾り気がなく世話好きで、
一生懸命に相手の人に尽します。楽天的と苦労性が
交互にあらわれ、慎みのある面と乱れが共存します
ので、とくに異性との道を誤まることに要注意です。
 戌生まれの人
 性格
  几帳面で責任感が強く、与えられた仕事は必ず
成功させます。正直で指導性にも富み周囲からの信
頼は抜群です。秩序的な論理と実戦を好みます。
 対人関係
  正義感が強く曲ったことを嫌いますが、目上の
人の指示には絶対服従で、強い者には弱く弱い者に
は強いという面が長所とも短所ともなります。
 愛情運
  おだやかで渋い古風な恋愛を好み、お付き合い
の範囲も狭いのですが、真面目な人柄と粘り強さで
愛情面では結果的に勝者になります。
 亥生まれの人
 性格
  正直者で親しみやすく、凝り性で何事にも徹底
した努力家で、自分が信じた道からは一歩も引かな
い気概を持ちますが、熱し易く冷めやすいのが欠点
です。
 対人関係
  人の好き嫌いが激しく交際範囲も極端に偏りま
すが、信頼する人とは深く交わり名が続きします。
円滑な人間関係という点では多少問題が残ります。
 愛情運
  凝り性ですから愛する人には徹底して尽くし、
嫌いになると見向きもしません。異性交際は積極的
で好みも明確、人情の機微に疎いのが難点です。
                 つづく
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 書店発売中の「坂本龍馬異聞」に続き「新撰組
3部作」を執筆中です。その内容を先にお届けし
ます。
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 新撰組ー異聞
 
 第二章 勝太の心象風景
(9)出稽古先-1-1
 嘉永五年(一八五二)春三月、十九歳の勝太は兄
弟子の原田忠司と福田平馬に連れられて、江戸小日
向柳原の道場から四日ほどの旅程で多摩への出稽古
を兼ねた師範代入り披露の旅に出た。
 つい最近までは、義父の荷物持ちでお供をしてい
たが、義父もすでに五十四歳、前夜の酒が身体に残
って黎明の早立ちは苦手とかで、ごく自然に高弟達
が代わって出稽古に出るという役割分担が出来上が
っていて、いよいよ勝太も参加する。
 その挨拶と代稽古の見習予行に兄弟子二人が同行
することになった。竹の皮に包んだ握り飯を三人に
手渡しながら惣次郎が羨ましそうに言った。
「福田さん。おいらも連れてってくださいよ」
「バカ。どこの世界に十一歳の師範代がいる。十年
早いだろ」
「剣の腕は、年齢じゃないでしょ?」
「いい加減にしろ。おまえは道場の床でも磨いてろ」
 口では叱るが、惣次郎の才能を認めている福田平
馬は嬉しそうだった。
 近藤周助の一番弟子で、天然理心流の龍虎の一人、
龍の島崎一(はじめ)は、師の周助と同じ小山村(
現町田市)出身で、師の周助が江戸に進出する前の
戸吹村(現八王子市)道場時代の筆頭師範代だった。
 その島崎一は、養子の勝太や沖田惣次郎など若く
て優秀な弟弟子が続々と入門するに及んで、宗家の
後継者争いから一歩引き、故郷の小山村に道場を開
いて引きこもり、江戸甲羅屋敷の試衛館道場には滅
多に現れない。
 それでも、出稽古だけはきちんと自分の出番を守
ってくれるから誰からも不満は出ない。
 龍虎の虎の原田忠司は、試衛館を勝太に任せ、故
郷の国領(現狛江市)にも道場を開いていたが、出
稽古と道場荒らしだけは積極的で、つい先日も江戸
神田お玉ケ池の北辰一刀流・千葉道場に乗り込み、
玄武館四天王の一人とか言われて天狗になっている
海保某という男を完膚なきまでに叩き潰して「天狗
の鼻を少し折って来た」と涼しい顔をしていた。
「上石原の宮川道場から行くぞ」
 長身で精悍な原田忠司と、一見ひ弱そうで芯の強
い福田平馬、鈍重ながら頑健そうな勝太、三人とも
紋付羽織姿に縦縞模様の袴に黒足袋に草鞋姿、着替
えや稽古衣なども何着か武具と一緒に担いでいるか
ら荷が大きくて大変だが、当人達は気にもしていな
い。
 まだ暗いうちに道場を出て、東の空が明るくなる
頃には内藤新宿を背に、桜がほころびかけた春の気
配を感じながら小鳥囀る街路樹の茂る旧小沢村に入
って小休止したところで朝日が日が東の空から姿を
現し一日が始まった。
                 つづく
      ---
 では、次回をお楽しみに・・・・
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女性のための開運講座ー60&新撰組


 この15日は暦の上では小正月の大安吉日、これ
で「正月気分よサヨウナラ」です。
 もっとも、14日のニュースで組閣の顔ぶれを見
た人は、もう驚いて正月気分も吹き飛んだことと思
います。でも、これを喜びに換える手もあります。
 元気な日本にほど遠い消費税アップ派の老人を大
臣にし、一度クビになった官房長官を再度登場させ、
国民の夢と希望を奪っています。これで増税と不況
は間違いありません。もう政府に期待する気はなく
なりました。
 そこで、自分で頑張ることにしました。
 世間の評判以上に力量のないダメ菅総理のおかげ
で、少々気合い不足だった私も、何だか自衛手段と
して頑張らなければいけない気分になってきました。
 この、やる気、というのは何か切っ掛けがないと
なかなか出て来ないものです。
 零細企業で生きてきた私の経験では、政治が悪い
と倒産が続出します。倒産してから総理を呪ったとこ
ろで、そんなのは後の祭りです。ここは、しっかり
と褌を締め直して(今はパンツですが)、自分自身
で逆境を恐れないように準備万端怠らずに、道を切
り開いて置かねばなりません。ドロナワ(泥棒を捕
まえてから藁で縄を編む)よりは、備えあれば憂い
なし、で過ごしたいものです。
 15日、十両でただ一人6連勝だった新成人の舛
の山がついに敗れました。平成生まれの関取で初の
優勝かと、関係者はかたずを飲んで見守っています。
 ま、十両のどん尻力士ですから無理だとは思いま
すが、千秋楽の打ち上げパーティが優勝祝賀会にと
いう夢は、千賀の浦(元関脇・増田山)親方だけで
はありません。競馬問題などで揺れた各界全体が新
鮮な風が汚濁して溜まった汚れを一気に吹き飛ばし
て欲しいものです。
 政界と各界、どちらが先に停滞した空気を一新し
て信頼を取り戻すでしょうか? もっとも、相撲は
生活に直結していませんから、同じ土俵で測るのは
間違いですね。
 ところで、私の母は昨年7月、点滴と流動食、寝
たきりの重病老人として我が家にきたときは「要介
護度5」に認定されていました。これが最悪の状態
らしいのですが、昨年暮れに再認定され、この日が
その通知日だたのですが、市役所から来た通知には、
「認定遅延」の通知でした。理由は記入されていま
せんので分かりませんが、憶測すると「高齢者が増
えて審査が間に合わない」「役人がサボっている」
「要介護度5が疑わしい」・・・どれもが最もです。
 役所の係官が調査に来た時、母は絶好調で、昔
話から家族のこと、現在の老人問題まで語った挙句
に、トイレまで杖なしで歩いてみせた(老妻談)そ
うですから、「要介護度2~3」が妥当のようです。
 それにしても、96歳で介護度が一気に軽くなる
例はあまりないらしく、審査結果が楽しみです。
               つづく
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 さて話題を変えて、女性のための開運講座です。
 これは、恋愛、結婚、再婚に役立つ開運法です。
 途中からご覧の方は、遡ってご覧になってくだ
さい。勿論、男性が見ても役立つはずです。
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 女性のための開運講座ー60 
 恋愛・結婚、さまざま模様
 
 前回の10干による愛情運は不評のようでした。
 日常に使われないからです。
 それに引き換え、12支は好評で、もう少し詳し
くという注文が入っています。
 そこで、12支それぞれの性格と対人関係、愛情
運を列記します。
 12支からみた性格と愛情運
 子生まれの人
 性格
  卓抜した直観力と記憶力を持ちながらも、金銭
的には締まり屋のタイプです。何事にも楽観的すぎ
て見通しの甘い点があり、情にもろいタイプです。
 対人関係
  素朴な人あたりのよさで目上の人からは親しま
れますが、曖昧さを嫌う堅苦しさから目下の人から
は疎まれます。
 愛情運
  進み始めると引くことができない直進型。理想
主義で自尊心も高く、弱音を吐かずに相手につくす
タイプです。苦労性で同情心も厚く人のために尽く
します。ただし、独占欲強く嫉妬深い欠点を持ちま
す。特に愛情面での失敗に注意が必要で、記憶力に
すぐれ何事にも水準以上の成功があります。
 丑生まれの人
  性格  まじめ人間で正直一途、粘り強い上に堅い生活
を守っていく保守型ですが、他人の見解に左右され
ない頑固一徹さがあり、謙虚で柔和な印象を人に与
えながらも自説を曲げることはめったにありません。
 対人関係
  人に対し好き嫌いは強い方ですが、控え目で人
情味も豊かなので敵をつくることは少ないでしょう。
 愛情運
  異性にはきびしく、打算的な一面もあり、にこ
やかにしながらも相手を冷たく突きはなす傾向もあ
ります。
 寅生まれの人
 性格
  堅実な日常生活を守りながらも、いざとなると
思い切った行動で周囲を驚かせます。自尊心が強く、
親切で世話好き、その上に愛情過多になりやすい傾
向があります。
 対人関係
  礼儀正しく几帳面で処世に巧みな面もあります
が、腹を割って自分の心底を見せません。
 愛情運
  細やかな気遣いのできる異性に魅かれます。世
話好きでお人好しですが、計算や駆け引きには本能
的な素早さを持っています
 卯生まれの人
 性格
  快活でさっぱりとした性格です。さっそうと我
が道を行きますが、対人的な警戒心は強い。根は負
けず嫌いですが、野心家ではなく、純真無垢な理想
主義者です。
 対人関係
  短気でアクの強い性格なので、平凡な人物を軽
視しやすいところがあります。好き嫌いは激しく、
熱血漢で目上の人からは引立てを受けます。
 愛情運
  物事にこだわらない朗らかな異性を好みます。
顔には出さないが、交際上の損得には敏感。秘密主
義の傾向があります。
 辰生まれの人
 性格
  純情で人あたりも柔らかな八方美人型のお人好
しですが、人生の厳しさや、人情の機微については
疎いほうです。不撓不屈の精神で人生に体当たりし
ていくタイプです。
 対人関係
  対人的な好き嫌いが強く、わがままとみられや
すい人です。努力型ですが、情に流されやすく、人
によって評価が違う場合もあります。 
 愛情運
  さりげない細やかさを持った異性に魅かれます。
深い情熱を内に秘めているようなところがあります。
意外と理想は高いほうです。
 巳生まれの人
 性格
  楽天的で包容力に優れていますが、客観的で冷
静な批判のできる性格です。洞察力が乏しいので、
ひとりよがりになることもあります。気取り屋の一
面を持っています。
 対人関係
  参謀的存在。守備範囲を守っていて、人間関係
では幅が狭く、問題を起こしません。
 愛情運
  表現が率直で大胆なので派手好みに見られやす
いが、意外と合理的で情には流されないタイプです。
      午~亥は次回に続く
                 つづく
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 書店発売中の「坂本龍馬異聞」に続き「新撰組
3部作」を執筆中です。その内容を先にお届けし
ます。
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 新撰組ー異聞
 
 第二章 勝太の心象風景
(8)気になる男-2-2
 武蔵国総社である府中の六所宮の例大祭といえば、
古代の歌会から始まった関東三大奇祭の「くらやみ
祭り」だが、これは大人の祭りだから勝太には縁が
ない。子供が夢中になるのは相撲祭りだ。秋風の吹
く季節に行われる八朔子供相撲祭りは、天正十八年
(一五九〇)に徳川家康が江戸城入りを祝って、天
下泰平・五穀豊穣を祈って始まった子供の祭りだっ
た。
 勝太が十三の夏、あの日も近郷の各町村から選り
すぐりのガキ大将を一堂に集めて、日ごろ自慢の腕
力を競い合わせたのが腕白祭りのことだった。
 猿渡神主による払い清めの跡、村の代表による団
体戦と個人戦があり、黒山の人だかりの大声援の中、
大いに盛り上がった。
 とくに、ここで個人優勝することは村の名誉だけ
でなく、将来この地の顔役として一目置かれる存在
になるだけに、本人も必死だし村を挙げての応援や
周囲の後押しも盛んだった。
 この大会では、上石原村代表の勝太が十歳の頃か
ら数年の間、年長者を倒して横綱を張って腕白大将
として君臨していた時代がある。
 この常勝の勝太に決勝戦で土を付けて連勝を阻ん
だのが石田村のバラガキ(薔薇垣=悪童)で知られ
る歳三だった。それまでの二年間も勝太は圧勝して
いたから、気にもしていない相手だった。
 力と気迫では誰にも負けない勝太が、決勝戦でこ
の歳三と対戦することになった。
 気合よく立ち上って、右四つに組んで土俵際まで
御一気に寄った時、左足の内側を思いっきり蹴飛ば
され、不覚にも一瞬気を抜いたところを小手投げに
敗れた。その時、歳三が「ざまあ見ろ」と言った一
言が争いの元だった。試合後に大ケヤキの裏に呼び
出して殴ったのがきっかけで、敵味方、大人も混じ
っての見境のない殴り合いに発展し、結局、大会の
運営に携わっていた世話人、村役人総出の仲裁でよ
うやく騒ぎは静まった。
 喧嘩は収まったが、当事者の勝太と歳三だけが随
神門の裏に呼ばれ、土方家と縁が深く、宮川家とも
親しい本宮司の猿渡左衛門容盛(さわたりひろもり)
から説教を受けた。二人とも宮司には別々に国学を
学んでいるから頭が上がらない。
「相撲は相撲、勝ち負けに遺恨を残すものではない」
 二人は和解を条件に宮司から結構な小遣いを貰っ
たが、「借りは返す」「返り討ちだ!」と、お互い
に次回の勝利を告げて別れた。
 その翌年、勝太が天然理心流に入門し子供相撲を
辞退したことで再戦の約束は果たせず、歳三が強敵
のいない八朔祭りで圧倒的強さで優勝したことを聞
いた。勝太には苦い思い出のある石田村の歳三・・・
あの男だけは許せない。
                 つづく
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 では、次回をお楽しみに・・・・
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女性のための開運講座ー59&新撰組


 お正月気分は抜けましたか?
 暫く間が空きましたが新年第二回目になります。
 ところで、大相撲の初場所が始まりました。
 ここ数年、優勝はモンゴル勢二人に独占されている上に63連勝も許すなど、日本人としては全く歯がゆいばかりです。しかも、日本勢は野球賭博などで上位の関取陣がガタガタになっています。これでは、とても国技とは言えません。
 しかし、稀勢の里が白鵬を倒した一番を見る限り、まだまだ諦めることはありません。
 これからは、イキのいい若者に期待です。
 ところで、十両に昇進したばかりの力士で舛の山という若手がいます。
 千葉県出身の20歳、5場所連続勝ち越して十両入りした初の平成生まれの力士で、これから大いに話題になるはずです。
 まだ、幕内入りまでには時間がかかりますが、十両で揉まれて強くなって幕内に入ってくれれ
ば、と思っていますが、今場所の初日は速攻で楽勝でした。
 この舛の山の師匠が千賀の浦(元関脇舛田山)で、今は春日野部屋の部屋付き親方として千賀の浦部屋を経営して、自分も歯切れのいい土俵下での解説を続けています。
 その千賀の浦親方から再三の誘いがあり、私も暫く遠ざかっていた角界に顔を出すことにし、この場所の千秋楽の23日(日)には千賀の浦部屋の打ち上げパーティに参加する予定です。
 関脇時代の舛田山は、銀座4丁目の交差点近くにあった私の事務所兼サロンに出入りしていて、近所の焼き肉屋やステーキ屋に行くと10人前は平らげますから、大鍋、酸素ボンベなどを買い込んで、サロンでチャンコを食べることにしました。買い物は当時、弟分だった十両力士などが三越の地下で買ってくるのですが、購入価格など知れたものです。
 その日、私の事務所に寄った知人友人は大喜びです。なにしろ、当時全盛期の人気関脇が鍋奉行ですから美味なこと折り紙つきです。炊飯器で炊いたご飯とチャンコ鍋・・・足りなければ買い足します。
 この舛田山を連れて来て私に紹介したのが新日本プロレスのアントニオ猪木の主治医で、長期間の間に、順天堂大学の相撲部の監督もしていた医師の富家孝さんです。富家さんは順天堂大学時代に、托大の選手で準学生横綱だった舛田(本名)を反り技で倒しています。このまた仲間の医師で最近テレビや雑誌に頻繁に顔を出す山野大学教授の中原英臣氏も仲間で、一緒に仕事をしたことがあります。
 こんな仲間でしたから、チャンコに集まる連中もプロ野球からオリンピック選手、映画関係、いろんな仲間が集まっていました。
              つづく
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 さて話題を変えて、女性のための開運講座です。これは、恋愛、結婚、再婚に役立つ開運法です。途中からご覧の方は、遡ってご覧になってください。勿論、男性が見ても役立つはずです。
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 女性のための開運講座ー59 

 恋愛・結婚、さまざま模様

 10干からみた愛情運

 今までに、生れ年の12支占いを学びました。
 記憶にない方は、過去に戻ってご覧ください。
 男と女の出会いにはさまざまなケースがあり、結ばれたり、離れたり、再会したりと数限りないドラマが生まれます。
 そこで視点を変えて、10干という項目から愛情運をみてみます。
 東洋の運勢学では、「木、火、土、金、水」は、西洋の運勢学で用いる天体の星とは直接の関係はなく、自然現象の中にある生活に密着した五種をそのまま用いたものです。
 これを五行説といいます。
 よく「あなたのえとは何ですか?」と聞かれて、「寅です」などと答えますが、えとの語意は幹枝の一部をとった干支(えと)、「兄弟(えと)」、「姉妹(えと)」であり、十干と十二支の組み合わせのことです。干支(えと)は木の幹と枝の関係で、干が幹、支が枝です。
「木、火、土、金、水」の五種に、「え」と「と」という言葉を配し、「1・木のえ、2・木のと、3・火のえ、4・火のと、5・土のえ、6・土のと、7・金(か)のえ、8・金のと、9・水のえ、10・水のと」、と、十種に分類したものが「十干(じっ
かん)」です。その出し方を覚えてください。
 あなたの生年に昭和は+2、平成は+5で、その末尾数を上に合わせてください。
 昭和33年なら+2で末尾は5、上記から「5・土のえ」です。 昭和56年なら+2で末尾は8、上記から「8・金(か)のえ」となります。
 平成 2年なら+5で末尾は7、上記から「7・かのえ」です。
 平成11年なら+5で末尾は6、上記から「6・土のと」です。
 ただし、2月3日までの生まれは前年でみます。
 昭和32年2月3日なら、31+2で末尾は3で「3・火のえ」です。
 平成 7年1月5日なら、6+5で末尾は1で、「1・木のえ」です。
 あなたの10干は分かりましたか?
 では、下記をご覧ください。
 
 十干からみた愛情アドバイス 

 1・甲(きのえ)生まれの人
  自分の愛する人に、ひたむきに尽くす人です。また、小さいことに、こだわらない愛情の持ち主です。気の短い事さえなおせば、きっと大きなことをする人です。子供のような素直さもあります。
 2・乙(きのと)生まれの人
  人一倍すぐれた持久力や、粘り強さで愛する人に接し、組織の中では目立たなくても、愛情面では強い意思で大切な役割をはたします。目立つことをあまり好まない人も多いようです。
 3・丙(ひのえ)生まれの人
  人生の中で、浮き沈みの多い人ですから、不運に見まわれた時のために、ふだんから地道な努力を続けることが大切です。愛情面でもわがままを押え、理屈をこねずに、好きな人とのコミュニケーションを大切にすれば愛情は安泰です。
 4・丁(ひのと)生まれの人
  ふだんも表に出すより内に秘めたものが多い人ですから、欲求不満になる恐れもあります。また、一つのことをいつまでもクヨクヨと考え、悲観主義になる人もいます。愛情面では、相手の気持ちを気にするあまり消極的になり、八方美人と見られたりもします。
 5・戊(つちのえ)生まれの人
  誰とでもすぐ友達になれる社交的な人です。その反面、深い付き合いは苦手で、大勢の人と広く浅くつき合いたがる傾向があり、それが浮気タイプにみられます。愛情面では理想主義者で、夢を追い続けます。
 6・己(つちのと)生まれの人
  おだやかでよく気のつく几帳面な人です。ものごとは、何でも細心の注意をもって正確に、また確実にやりとげます。愛情面は控え目で、義務や道徳に忠実な人です。しかし、迷いやすく決断力がないのが欠点です。
 7・庚(かのえ)生まれの人
  せっかちですが頭が良く、物ごとが見えすぎるタイで、あれもこれもと手を広げすぎて失敗することがあります。その上、頭の回転のいいのに似合わず自分の意見をあまり持たず、周囲に流されがちです。愛情面でも、自分の気持ちを素直に出せずに失敗しがちです。本当の心をストレートに出せれば愛情運は一気に満たされます。
 8・辛((かのと)生まれの人
  第一印象は少し変わり者に見えますし、頑固な面もありますが、それはプライドの高さから出たものです。愛情面でも誇り高く頑固ですから、なかなか相手に心を開こうとしません。そのために、素晴らしい出会いのチャンスを逃がさないためにも、最初から心を開くべきです。
 9・壬(みずのえ)生まれの人
  大きな心で愛する人を守ります。この人のそばにいれば安心できますし、どんな時でも豊かな愛情で包んでくれます。世の中のことにも詳しく、頭も悪くありませんから一緒にいて安心です。しかも、何をするにも現実的でしっかりしたことを考える人です。
 10・癸(みずのと)生まれの人
  正直で勤勉で、とにかく真面目な人です。その真面目さで、コツコツと小さいけど堅実な幸せをつかんでいきます。愛情面でも相互信頼を大切にしますので、一緒にいて落ち着く人です。ただ、少し気の短いところがあります。愛する人を信じて純粋な愛情を注ぐ人です。
                    つづく
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 書店発売中の「坂本龍馬異聞」に続き「新撰組3部作」を執筆中です。その内容を先にお届けします。ホームページでも挿絵入りで連載を始めました。
      ---
 新撰組ー異聞

 第二章 勝太の心象風景

(8)気になる男-2-1

 ある日、義父の周助が朝から酒を飲みながら、木刀を磨いている勝太を見た。
「明日から初仕事だったな?」
「はい。原田さん福田さんに一緒させて貰います」
「そうか、出稽古は厳しいだけじゃいかん。手加減も忘れるなよ」
 周助が、勝太に体当たりされ投げられて擦りむいた額の傷を撫でた。
 勝太は養父の言葉に素直に頷いたが、兄弟子の原田は稽古で遠慮などするなと言う。
「はい。怪我をさせない程度にします」
 最近では、甲州武田軍団の子孫を中心に甲源一刀流の牙城でもある槍組の八王子千人同心でさえ、実戦的な天然理心流に乗り換える者が続出している。
 今では、江戸の「試衛館」からの出稽古も増え、疲れ気味の周助に代わって勝太の兄弟子・福田、島崎、原田らが交代で出張し、それぞれが休む間もない。そこで、新たに勝太も代稽古に加わることになった。
「小野路の小島には、そのうち勝太と一緒に行くと伝えてくれ」
 養父はいつも勝太にこう言いながら、未だに実行したことがない。それを知っている原田が、しびれを切らして勝太を連れ出し、手が足りない代稽古の師範代を増やそうと考えたのだ。
 勝太が原田忠司に連れられて小野路村に行き、名主の小島鹿之助に初めて会ったのは勝太が十九歳の嘉永五年(一八五二)の初夏だった。
 義父の話だと、小島家は先代名主の小島政則以来の門人で、天然理心流には経済的にもかなり貢献しているという。多少はその功に報いたとしても「免許皆伝」まで上り詰めた小島鹿之助の努力は賞賛に値いする。父・小島政則から名主を継いだ鹿之助が十八歳で、天然理心流に入門したのは嘉永元年(一八四八)七月だった。それから四ケ月後の嘉永二年(一八四九)十一月に、勝太は十四歳で二人の兄と共に天然理心流・近藤周助の門人となっている。
 したがって、四歳上の小野路村名主・小島鹿之助は勝太の兄弟子になる。
 勝太は、原田、福田と上石原の自分の生家に寄り、その足で小野路村の小島屋敷、帰路には日野宿の佐藤彦五郎屋敷の道場に立ち寄ることになっている。
 佐藤彦五郎は、嘉永二年(一八四九)の日野宿の中心部を焼き尽くす大火事で脇本陣屋敷を失った上に、火事のどさくさに紛れて本陣で先輩名主でもある隣家の上佐藤家を放逐された先代に祖母を殺され、自衛手段としての剣技を必要として剣術修行を考えた。
 そこで、彦五郎は親類の小島鹿之助が入門している天然理心流に紹介を頼み、嘉永三年(一八五〇)に近藤周助に師事し、年齢は彦五郎が七歳上だが勝太の弟弟子となって入門している。
 原田が言った。
「日野の佐藤の義弟に妙な若者がいて、こいつがなかなかの使い手でな」
 佐藤彦五郎の義弟で、小野路村の小島とも親類になる若者がいて、時々稽古に参加するらしい。
 年齢は勝太より一歳下の十八だという。
「どこで修行したのか、甲源一刀流や柳剛流の真似ごとだが、見た目より遥かに筋がいい。相当な負けず嫌いらしいから、入門させて基本から教えれば、間違いなく代稽古に使えるぞ」
「名前は?」
「石田村のトシ、土方歳三ってヤツだ」
「歳三!」
 その名を聞いた瞬間、勝太は武蔵の国の国府跡で知られる六所宮の祭りを思い出して頭が熱くなった。
                 つづく
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 では、次回をお楽しみに・・・・
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女性のための開運講座ー58&新撰組


 

 明けましておめでとうございます。
 平成23年最初の講座をお楽しみください。
 私は腰痛再発中ですが気力充実、希望をもって新
年を迎えました。仕事も趣味もやる気は充分です。
 元日の朝は山口放送の自分の占い番組、これが仕
事始めで、6日にはテレビ岩手の正月番組に出かけ
て参ります。
 昨年を振り返ってみると自分にとって、実に不思
議な一年でした。介護生活で得たもの失ったもの、
それも半々でした。
 得たものは介護の実態を知ったこと、96歳の母
親と過ごす貴重な日々の体験です。
 失ったものは仕事(一部)、鮎釣り、飲食仲間や
メル友などですが、却って整理がつきました。
 体力精力の衰退、異性への興味の減少は年のせい
ですが、これは誰にも言えません。もはや、新たな
恋もなく、今までの交流なども自然消滅です。
 おかげで諦めがついてスッキリ、これで煩悩も消
えそうな気がします。
 そうなると、介護、ボランティア、小説書きに没
頭できて好都合・・・そう考えると、高齢化もまん
ざらではありません。
 力まず、サボらず、諦めず、今年は1年を通じて
マイペースで通します。

「逢ふことの絶えてしなくばなかなかに 人をも身
をも恨みざらまし」
 これは、拾遺集にある中納言朝忠公の歌ですが、
わが身にも通じます。私の場合は密かに人を好きに
なり、逢わずに消滅、これでは歌にもなりません。
 ただ、今年は、その根源になる欲望が減少中です
から、気が楽です。
 若い皆様は、これから大いに恋をしてください。

 友人との腐れ縁の話は次回に・・・
            つづく
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 さて話題を変えて、女性のための開運講座です。
 これは、恋愛、結婚、再婚に役立つ開運法です。
 途中からご覧の方は、遡ってご覧になってくだ
さい。勿論、男性が見ても役立つはずです。
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 女性のための開運講座ー58 

 さて、今日は日本テレビ系列各社の一部に配信
した今年の元原稿です。参考にしてください。
        ---
     2011年は、こんな年です。

 平成23年は、占いで「七赤金星かのと卯」、
本年は、グルメ・言論・趣味・娯楽・社交がキーワ
ードになります。
 政治・経済、芸術・芸能・スポーツなど全ての分
野で新旧の入れ替えが進みます。
 平成23年の共通吉方位・恵方(あきの方)・歳
徳神は「南の東寄り」です。
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 平成23年を幸せに過ごす風水の極意。
 1年を通じて、
 1、家族の健康のために台所をきれいにする。
 2、人間関係改善のために玄関をきれいにする。
 3、経済面をよくするために財布を大切にする。
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 平成23年の生まれ月別運勢とラッキ-アイテム。
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 1月生まれ□平運「苦労をした後でチャンス到来」
  ツキ月は9月、ラッキ-アイテムは「デジカメ」
    愛情運○小吉、健康運◎大吉、金運△注意 
 2月生まれ○小吉「仕事順調こまめに愛情メール」
  ツキ月は6月、ラッキ-アイテムは「筆記具」
    愛情運◎大吉、健康運□平運、金運○小吉
 3月生まれ◎大吉「仕事以上に私生活でハッスル」
  ツキ月は11月、ラッキ-アイテムは「健康機器」
    愛情運○小吉、健康運◎大吉、金運○小吉
 4月生まれ□平運「好きな趣味など大いに楽しむ」
  ツキ月は8月、ラッキ-アイテムは「メール」
    愛情運◎大吉、健康運□平運、金運□平運
 5月生まれ○小吉「大事な人との約束は必ず守る」
  ツキ月は1月、ラッキ-アイテムは「腕時計」
    愛情運□平運、健康運□平運、金運△注意
 6月生まれ○小吉「公私共よき協力者に恵まれる」
  ツキ月は10月、ラッキ-アイテムは「シュ-ズ」
    愛情運○小吉、健康運◎大吉、金運△注意 
 7月生まれ◎大吉「仕事も趣味も努力の成果出る」
  ツキ月は3月、ラッキ-アイテムは「楽器」
    愛情運○小吉、健康運○小吉、金運◎大吉 
 8月生まれ○小吉「誘われレジャーに楽しみ多い」
  ツキ月は12月、ラッキ-アイテムは「財布」
    愛情運○小吉、健康運◎大吉、金運○大吉 
 9月生まれ□平運「人に尽くすことで満足する」 
  ツキ月は5月、ラッキ-アイテムは「バッグ」
    愛情運○小吉、健康運□平運、金運○小吉

10月生まれ◎大吉「仕事が好調で対人関係も良好」
  ツキ月は2月、ラッキ-アイテムは「パソコン」
    愛情運◎大吉、健康運□平運、金運◎大吉 
11月生まれ◎大吉「仕事以上に私生活に喜びあり」
  ツキ月は7月、ラッキ-アイテムは「携帯電話」
    愛情運○小吉、健康運○小吉、金運○小吉 
12月生まれ□平運「心身快調で公私共に充実する」
  ツキ月は4月、ラッキ-アイテムは「手帳」
    愛情運○小吉、健康運□平運、金運△注意
 本年のご多幸をご祈念申し上げます。
               花見 正樹
 恋愛・結婚、さまざま模様は次回に続きます。
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 書店発売中の「坂本龍馬異聞」に続き「新撰組
3部作」を執筆中です。その内容を先にお届けし
ます。
 ホームページでも挿絵入りで連載を始めました。
      ---
 新撰組ー異聞

 第二章 勝太の心象風景

(7)気になる男-1-2

 原田は迷っていた。
 原田忠司は、徐々に自分が勝太を認めていること
には気づいている。
 勝太が師の近藤周助から学んだ天然理心流の技は、
剣術の立会、居合に小具足、気合術などだが、原田
忠司は、これに棍棒術などを含めて天然理心流百三
十種の技のかなりの技を身に付けていた。勝太は、
原田忠司が十年で身に付けた技を、その主要な部分
だけとはいえ、わずか四年あまりの歳月で身に付け
たことになる。
 原田は、その勝太の努力に驚嘆し、十年前の自分
の少年時代を重ねた目で勝太を見ていた。この勝太
の強い意志と激しい気性、さらには天性の剣術の才
能をも認め、天然理心流の後継者に相応しいとも考
えた。
 それと、自分は家督を継がねばならないこともあ
り、師の周助の許しを得て分教場として国領に自分
の道場を持つことが得策であるとも思ったりする。
 この時点ですでに、原田の心には勝太に宗家を継
がせて天然理心流の行く末を任せてもいい、こんな
思いもあったが、大きな不安があった。

 勝太は武術に秀でた好青年だが、貧しさから這い
上がって経済面で苦労した周助師と違って金銭感覚
に欠けている。お人好しの勝太が継ぐ試衛館は、い
ずれ道場主を慕うと見せかけたタダ飯タダ酒目当て
の口だけ達者な剣客崩れの浪人共の巣窟になり、出
稽古にも出られなくなって経済的に行き詰まる。
 その時に経営の才のあるよき弟子が現れるかどう
かが、将来の繁栄の鍵を握ることになる。それだけ
が原田にとって心配の種だった。

 ただ、この勝太への信頼感と、原田自身の男の意
地は別だった。
 試衛館の虎と言われた自分が、負け犬になって外
で道場を構えても強い弟子は集らない。宗家の道は
諦めても自前の道場は繁栄させたい。それには、勝
太以上の激しい稽古を積んで、完膚なきまでに勝太
を叩きのめして自立する以外に道はない。それには、
この突出した弟弟子と激しい稽古を重ねるのが一番
の近道なのは間違いない。
 これまでの凄まじい稽古によって勝太は、誰と闘
っても負けない気迫をも身に付けていた。だが、厳
しく仕込めば仕込むほど自分以上に勝太が強くなっ
てゆく。勝太と二人で激しく稽古を積む限りはこの
矛盾からは脱け出せない。
 原田忠司は、これに気づきながらも稽古を続けた。
 これでこそ天然理心流は無敵になる。これは先代
の後継者争いの時と全く同じ図式だった。
 門弟達は、この勝太が加わったことで島崎(一)、
原田、福田の試衛館三羽烏が四羽になったなどと言
っている。ただ、門人の誰もが、若い勝太が周助の
後継者争いで頭一つ抜け出しつつあるのを感じてい
るような気配はあった。

 他流試合も道場破りも勝太の得意技になったが、
今は、天然理心流の島崎勝太と名乗っただけで二流
の町道場主は逃げ腰になって、さっさと草鞋銭を包
んで差し出して逃げた。 勝太としても、軽い竹刀
での形にこだわった道場稽古では何の益もない。
 ただ、懐紙に包まれたわずかな金子は貴重な道場
の維持費になる。それに、周助の酒代稼ぎや食客の
食事代も稼がねばならない。だから出稽古のない時
は、道場破りも止められない。それも今はもう顔も
名も知られ過ぎてままならない。天然理心流に「島
崎勝太あり」の声は江戸西部から多摩一円に鳴り響
きつつあった。
                 つづく
      ---
 では、次回をお楽しみに・・・・
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