月別アーカイブ: 2015年5月

暑さも地震もまだ「序の口」です。


 千賀の浦親方と  

 お元気ですか?
 いよいよ6月入りで夏、衣替えの季節です。
 と、言っても連日30度を超していましたから体感ではとうに夏を迎えています。
 6月を水無月(みなづき)といいますが、これは旧暦ですから、梅雨で天の水が無くなった状態を差したとされます。でも、信歴ではま

だ梅雨は真っ盛りです。おれでも、田植から稲が育つまでに水が必要なところから水を乞う意味で水無月と名付けたとも解釈できますね。

でも、それよりも俳句の季語にも使われる「風待ち月」「水月」「蝉羽月」「炎陽月」のほうがシックリきませんか?
 これからは、花菖蒲、グラジオラス、あやめ、蜜柑の花、紫陽花なども目に優しく映りますね。
 この6月は、私にとっては特別な意味のある季節です。
 また下手な鮎釣りを楽しめるからです。
 以前なら、31日の夜から河原で焚火をして解禁日の夜明けを待ったのですが、今はまだ道具も出していません。
 ここ数年、鮎が大きく育つ八月中旬までは川は眺めても竿は出さないことに決めているからです。
 小鮎から釣り続けていると、その延長で中鮎から大鮎を釣っても感動が湧きません。
 どうせ、9ケ月待ったのですから最高の楽しみを味わいたいものです。
 と、思いつつも昨年は連日の大雨に祟られて大空振り、見事に大空振りで1年を棒に振ってしみました。
 そこで、今年は考えを変えて半月か1ケ月だけ竿を出すのを早めることにしました。
 これで、もう好機を逸することはありません。
 ところで、昨日30日(土)の夜、埼玉北部の我が家には大きな地震が挨拶もなしに訪れました。
 しかも我が家は、週末になると現れる娘家族などと遅い夕飯でしたから一瞬、箸が止まって子供たちは大騒ぎです。
 なにしろ気象庁の観測では、M8.5という3・11東日本大震災に次ぐ大規模な地震だそうですから全国47都道府県で揺れを記録し
たというのも納得です。
「占いでいえば、三碧木星年は{震}の意味、地震は仕方ないさ」
 つね日頃から家族には言い聞かせていますが、いきなりグラグラとくる地下に潜った竜神の卑怯な手法には我慢がなりません。しかも、
震源地は小笠原沖なのに、震度4の都内を通り越して、我が家に近い埼玉北部の春日部市周辺は最大震度5に近い強力な揺れ、なんと世の
中の秩序や礼儀をわきまえない失礼なやり方ではありませんか? 
 震源地は深度約600メートル、震源地が深ければ深いほど途中を通り越して遠隔地に大きな揺れをもたらすそうですから嫌な奴です。
 しかも、震源地の深さに比例して揺れは大きく広がるそうです。と、同時に、震源地が深いほど余震は少なく津波の心配も少ないそうで
すから、地震のメカニズムにも一長一短、悪者ばかりではないようですね。
 前回の3・11大地震は沢山の死者を出す殺人鬼でしたから人間でいえば極悪人、当然、死刑です。あの時は拙宅も食器棚や本棚が倒れ
て室内はメチャメチャでしたが、今回は我が家の被害はゼロ、一応は善玉地震とみて無罪放免の予定でした。
 ところが、テレビのニュースでは、新幹線や列車・電車・地下鉄が止まって帰宅できない人が出て大混乱、650人が新幹線で一夜を明
かすなど大変な騒ぎです。それに、高層ビルのエレベーターまでが途中で止まったり停電地区も出て人的被害は少なくなかったことが判明
、しかも、駅の階段で転んで肋骨を折って入院した会社員をはじめあちこちで怪我やヤケドで入院する人が続出、これでは無罪どころか無
期懲役に変更です。
 今年は地震の当たり年、地盤が緩めば当然ながら噴火側もハッスル、地下で眠っていたマグマさんも「待ってました!」とばかりに目を
覚まして活発に動き始めます。
 富士・箱根もさることながら、口永良部島の噴火は、まだ序の口、これからが本番間違いなしです。
 序の口といえば、相撲の番付表に載らないほど下っ端ですが、それで引退する若者も沢山います。
 その序の口でも、部屋によっては断髪式を行う場合があります。
 千賀の部屋でも先日、序の口の若者の引退で断髪式が行われました。
 千賀の浦親方(元関脇舛田山)も、部屋に関取が一人もいない状況では辛い立場です。
 つい昨年までは、升の山というとてつもなく強い力士がいて前頭上位まで進出、三役を狙えるところまで上りました。
 しかし、升の山には足首のケガと心臓病の二枚持病がああって休場続きで降格と浮上を繰り返しついに十両からも陥落、千賀の浦部屋は
関取不在の激震に見舞われています。幸い、写真のように千賀の浦親方は元気ですから早晩、また強い力士が台頭して、白鵬時代と入れ替
わっての新たな相撲ブームに寄与することに期待します。
 ところで、私の大地震への心構えは、「出たとこ勝負、成り行き任せ」、人生観と同じです。

 絵画展


 大湯・環状列石 (2)
        環状列石  
   
松岡隆一画1
        松岡画伯の絵と私

 5月23日(土)午前中のラジオの仕事を終え、午後から六本木の新国立美術館へ・・・
 ルーブル展で熱気盛んな館内の混雑を避けて二階で開催中の「第66回・三軌会展」会場へ。
 三軌会は、絵画、彫刻、工芸、写真の4部で構成される総合美術団体で、毎年5月、新国立新美術館で「三軌展」を開催しています。
 さらに、移動展も東北(仙台)、東海(名古屋)、関西(京都)の3地区で毎年開催しています。
 作家の個性を尊重し、新鮮で自由な表現をモットーに、民主的で自由な会風の伝統ある会です。
 私はこの二十数年來、足繁く通っています。
 理由は、この会には毎年、秋田県鹿角市の松岡隆一画伯の絵が出展されているからです。
 鹿角市は、青森県の十和田市と隣接している歴史のある落着いたいい街で、人々は穏やかです。
 この鹿角市は縄文時代の古跡が多く点在し、なかでも大湯の環状列石(ストーンサークル)は、秋田県鹿角市十和田大湯にある縄文時代後期の大型遺跡で国の特別史跡に指定され、とくに大きい万座遺跡の環状直径は46メートルで現在は日本最大のストーンサークルとされています。
 学術調査によると、この環状列石は「日時計」「共同墓地」「葬送儀礼施設」「祭祀的用途」などとされ、縄文時代の葬送や祭祀にかかわる遺構とみられ、人類に普遍的な円環の思想が縄文時代にはすでに確立していたことを示します。
 松岡画伯は、以前、私の事務所に勤めた娘さんの父親で、当時から鹿角市の名士でした。その娘はサンミュージックに転職し、入社したばかりの松田聖子の後援会設立に携わり、私はソニー、サンミュージック、電通と組んで「松田聖子とあなたの相性」という占いソフトを開発し、松田聖子のレコード発売キャンペーンに一役買っていました。その関係で、松岡画伯の娘の結婚式では主賓で挨拶し、同席の松田聖子の歌も聴きました。その時の松田聖子のサインと写真は、今見ると普通の田舎娘としか思えませんが懐かしいものです。
 松岡画伯の作品には幻想的で不思議な光景が多く、それに興味を抱いたところ松岡画伯が現地を案内してくれたのです。それ以来、私はどっぷりと縄文時代に興味を持ち、縄文文字、縄文土器、縄文人研究にも打ち込みました。その成果が「小説・縄文幻想」です。メインの挿し絵は松岡画伯、入選作を含めて200号の三軌会出展大作ばかりという贅沢なものです。
 宜しければ松岡画伯の絵だけでも・・・表紙の花見正樹作品集から「縄文幻想」を!
http://kaiundou.jp

都構想破れたり!


 札束

 お元気ですか?
 久しぶりの雨で東京の乾いた舗道も少しは潤いを取り戻しています。、
 大阪を舞台にした住民投票による政治劇の一コマが幕を閉じ、負け組になった主役の橋下さんが引退することになりました。
 勝てば官軍、負ければ賊軍、敗軍の将もわずか1万余票差、無効5千余票では悔やみきれない思いであろうと察します。それでも、二重構造の行政を糺す、という大義名分はそれなりの強力な主張として認められています。
 言葉がきついので敵も多く、維新のスタート時点では大阪府も市も圧勝だった勢いもありません。慣れない政界で縦横無尽の大活躍、「ご苦労さん」で見送ります。
 私の見るところ、本来は圧勝のはずでした。橋下さんは、たった一つのキャッチコピーに敗れたのです。
「少しでも不安があれば反対を!」
 これを考えた人には座布団3枚、いや、大阪での褒賞はお金が一番、ここは金一封が妥当です。
 とくに、市と府を併せて一元化すると福祉などの住民サービスが悪くなる・・・これが効きました。都構想に賛成させるには説明が必要ですが、「少しの不安でも」には説明など無用です。
 革命には必ず未知なる不安が伴いますし、高齢者は何もなくても将来に不安を抱えています。そこに更に追い打ちをかけて高齢化社会の「福利厚生」手抜きを焚き付けられたら一溜まりもありません。この未知なる不安が、60歳以上の高齢者の殆どを反対票に振り向かせたのです。
 この高齢者票が五分五分であれば都構想側の圧勝だったそうです。
 そう考えると、世論の流動性をどう動かすかも選挙参謀の腕次第ですね。今回の投票では大阪市内中央部では、都構想賛成派が多く、湾岸部や南部の郊外では反対派が多かったようです。これも住民の年齢差があり、中心部に若者が多く、郊外に高齢者が多かったことになります。
 もっとも、関東に住む私にとっては大阪都構想はよく理解できない面が多すぎます。スケールの大きさからみて町村合併での合理化とは根本的に違うのまでは分かりますが。
 ところで5月もはや半ば、木々の緑もさわやかな季節になりました。毎週土曜日、31年目になる自分のラジオ番組(山口放送)では、こんな締めの言葉があります。
 さて、今日からの一週間共通の一言は「XXXXXXXX]です。
 このXXに私が何かを入れるのですが、今週は「初夏の訪れ、ビールで感じる」でした。ここは、ビールに変えて、若葉、あじさい、日傘、など何でも埋まります。
 でも私は「初夏の訪れ、女性の服装で感じる」が本音、ここだけの話ですが・・

どん底からの復活!


 5月中旬のさわやかな季節、テレビの朝のニュースで「今日は夏日、都内の最高温度は30度」、早くも盛夏の訪れです。
 さあ、いよいよ鮎のシーズンだぞ! こうなると気持ちが落ち着きません。もっとも6月に鮎が解禁しても、私が竿を出すのは8月ですから準備期間は充分あります。とはいえ私はいま79歳、70代最後の夏をムダには出来ません。ひとまず川に入る準備をと、今日はパソコン入り重いカバンを肩に階段上りを始めてみました。
 ところが体は思うように動いてくれません。たかが13階が意外に大変なのです。5階で息切れ、8階で一休み、ようやく13階に辿りついてときは息も荒く足もガタガタ、ただの老人でした。昨年は何とか休まず上れた階段が今年は上るのに一苦労、これが現実です。
 今日はもう階段上りはしません。でも、明日はまた挑戦します。これを続けると1ケ月後には休まず苦もなく13階まで上れます。
 そうなれば、今年も激流に耐える体力が出来ますので一安心、あとは天候と腕次第、昨年は折角仕事を空けた一週間が連日の雨で不漁でしたが今年は何とかなりそうです。今年は早い時期から仕事の段取りを仕上げて、いつでも出かけることが出来るように考えます。
 私の人生の三大目標は、もの書き、占術家育成、大鮎釣り、これだけですから単純です。それも全て中途半端だから我ながら呆れます。人生には限りがありますから仕上げ期が必要なのに、そのラストスパートもなくゴールも見えていないのです。
 こんなことでいいのか! と自らを叱咤激励するのですが、自問自答の結果は「これでいいのだ!」と自分を肯定して終わりです。
 したがって、今年もマイペースで無理はしません。階段上りも「気が向いたら」と、自己妥協です。
 さて、昨日のプロ野球の話題です。昨年オフに中日を戦力外となって解雇され、まだ29歳の若さで夢を絶たれて絶望的になった堂上選手は、巨人軍の入団テストを受けて、何とか拾われ育成選手として再就職し、何とか命拾いをしました。
 その堂上選手が昨日の12日、外野手としていきなり出場、2安打1打点。しかも、自分をクビにした中日相手に決勝点を叩きだして勝利の雄叫びです。インタビューで流した堂上選手の涙は男として共感できます。中日時代から練習の虫と言われていた堂上選手は、この猛練習による自信と男の意地で逆境を乗り越えたのです。この一瞬の光明を永続させられることができるかどうか? これからが堂上選手の正念場です。一度は挫折した人生を諦めず、初心に帰って最初からやり直しどん底からの復活・・・この意気や良し!
私も大いに学びました。

母の日に・・・


 ゴールデンウイークも終わりました。
 今はつつじの花が満開、季節感はいよいよ初夏です。
 10日は母の日、我が家はちょっとしたイベントになります。
 なにしろ、母は100歳9ケ月で元気ですから、母の日は兄弟身内も集まってちょっとしたイベントになります。
 セレモニーは、誰かが持参するカーネーションでの孫による花束贈呈です。
 もしも、誰もカーネーションを持参しない場合は、我が家の猫の額状庭に咲くチューリップで代用です。
 当然ながら孫にも母(私の子)、私の子にも母(愚妻)がいます。それも一緒でケーキ一つで祝いますから全く訳が分かりません。
 たしか聞いた話では、父の日というものもあるらしいのですが、我が家は家族が集まって祝うほどの処遇にはなっていません。
 どうも、父親は現役で稼ぐうちがハナで、現役引退で高年齢になるほど母親との差は、地位も待遇も隔たるばかりです。
 私自身、父親と過ごした日々の記憶が希薄なことを感じるだけに、わが子も同じで当然です。
 それでも子供4人は私に干渉し、「そろそろ仕事を辞めたら」「身辺整理しといてよ」「もっとのんびりしたら?」と喧しいのです。
 あいにく私は元気ですから、隠居はしても仕事は続けますが、やりかけの仕事だけでも4~5年はかかります。
 したがって、そう簡単に全面的引退など出来るわけもありません。
 これからもひたすらわが道を行く、と心に決めて年寄りの強情を貫くが、父の日など無用、、こんな気持ちです。
 以上からみても母の日はあって当然、母への愛と感謝、これが形に出来るだけでも嬉しいものです。
 ところで、我が家は3代で204歳を超えました。母が100歳9ケ月、私が79歳4ケ月、一番上の孫娘が25歳です。
 何の自慢にもなりませんが・・・

この連休をいかがお過ごしですか?


孫撮影1
       5歳の鉄キチ孫の撮影です。

 ゴールデンウイーク5連休をいかがお過ごしですか?
 連休後半の3日(日)午後にはすでに高速道路上り線で都心へのUターンラッシュが始まった、とテレビで報じています。それにしても連休初日の各地への下り線の渋滞は凄かったようです。渋滞ワースト常連の東名高速・横浜町田-海老名間は別格としても、東北自動車道・羽生PA付近、関越自動車道・東松山IC付近、常磐自動車道・守谷SA付近、東名高速道路・大和トンネル付近、中央自動車道・相模湖IC付近の混雑はもう年中行事。とくに東北道は渋滞50キロを記録しています。これでまた、Uターンラッシュですから困ったものですね。
 これで一番困るのは、サービスエリアの女子トイレの大行列だそうです。オバさんグループなどは堂々?と男子トイレに入るそうです。
 こんなさ中にJR四国では毛虫の大量発生で車輪が空転して列車運休、東北新幹線も事故運休、車も列車も大変ですね。私はこの連休、外出での渋滞を避けて自宅待機で次々に泊りに来る孫との対応に追われています。とはいえ、以前は6人の孫それぞれが勝手に行動予定を主張して困りましたが、今は話し合いです。孫の内訳は女5人(社会人2人、大学1人、中学1人、小六1人)、男1人(5歳)です。
 アパレル関係の社会人孫は連休中も仕事、大学生孫はバイトで二人が欠け、今年は孫は4人だけが2組の両親と我が家泊りです。したがって、老夫婦を加えて10人ですから、ここから車2台のフル回転であちこち近間のレジャーに出かけます。
 釣り、カラオケ、電車乗り継ぎ(マニアがいます)、ショッピング、動物公園、図書館、家でゲーム、何でもあり。それにしても、まだ4日なのに早くも都心へのUターンラッシュが始まったとテレビで報じています。近所の鉄道マニヤのお兄さんが、特急カシオペアなど豪華列車の地元運行時間を教えてくれます。それに基づいて鉄キチの孫(5歳)と見る、写す、乗る作戦を立てて実行に移します。この孫の父親が私の長男)は膵臓ガンの疑いありの精密検査中で無理は出来ませんから、家でゲームとカラオケ係りです。こうなると100歳の母も黙っていません。ひ孫を相手に書道を始めていました。
 さて、3日(日)事務所片付けの用があって、埼玉の我が家から都心まで車で出ましたが、やはり途中で渋滞に巻き込まれました。この季節だけは遠距離ナンバーの福島、秋田、姫路、高知など日頃はめったお目にかからない車に出会います。渋滞時に、隣り車線の3人の子供連れ山形ナンバーの車と窓越しに会話をしました。家族連れで一泊のディズニーランド旅行だそうです。運転している若い旦那は、子供たちは車内でパソコンゲームで飽きないらしい、とウンザリ顔、隣席の奥さんは眠っていました。帰宅してみたら、また1家族増えています。連休の残りはあと2日半、私自身の連休運は吉と出るか凶と出るか? やり掛け仕事も残っていますし、これからの苦労を楽しむことにします。