女性のための開運講座ー82&新選組


  秋葉原の電気街で異変が起きているとニュースで見ま
した。扇風機、自家発電機、ガイガーカウンター、浄水器、
そんなのが売れるそうです。
 とくに、お子さんが遊ぶ砂場などの放射線量を測るため
に奥さま方が買った5万円の中国製ガイガーカウンターは
???でした。誰一人として正しい使用法を知らないので
す。安心できるからと思って買ったそうですが、1億の日
本人はもう一蓮托生、今さらジタバタしても始まらないの
です。
 文化文明便利快適な生活を求めるあまり、生活環境の全
てを電化したために原子力発電という政治家の巨大利権の
ための国策に乗ってしまったのですから仕方ありません。
 その結果が東電救済、便利な文化生活持続のための消費
税アップ・・・全く妙なことです。
 この陰鬱な梅雨時に、放射線災害に脅える人の辛さ惨め
さが「原子力族議員に分かるか!」と、怒っても彼の政治
家さんには馬耳東風、カエルの面に何とかで何も感じない
はずです。

 梅雨は江戸時代から梅の季節の雨でバイウと読みますが、
本来の元字は黴雨(ばいう)、放射線雨にピッタリの感じ
ですね。黴(カビ)が生えやすいじめっとした季節感が出
ていいと思いますが、俳句の季語には不向きですね。
 やはり、「五月雨を 集めて早し 最上川」のほうがい
いですね。
 五月雨(さみだれ)は旧暦の5月の雨ですから、今の6
月、丁度今頃にあたります。
 昔から長雨を「水垂れ」といい、「さみだれ」は梅雨よ
り古くからあった言葉だそうです。
 と、なると「黴雨」と「五月雨」とどちらが古くからあ
ったのか? 多分、誰も知りません。
 現実的か情緒的かですが、もっと凝った別称があります。
 梅霖(ばいりん)・・・古語では長雨を「霖(りん)」
とも呼びますが、俳句の季語にしゃれていますね?
 ついでに「菜種梅雨」は? これは残念ながら3月から
4月にかけての菜の花の季節ですから梅雨の季語にはなり
ません。
 おっと、もう一つ「筍(たけのこ)梅雨」、これは筍の
季節で5月初旬、梅雨前の長雨のことでした。
 
 言い忘れました。私は小雨が好きです。
 ショボショボと清流の透明度を変えない程度の流れに腰
まで立ち込んで釣る梅雨時の若鮎、これがまた塩焼きにし
て頭からバリバリ食べるのが何とも言えない美味なのです。
 やはり、私は風流とは縁遠い野暮な男でした。
                   つづく
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 さて話題を変えて、女性のための開運講座です。
 これは、恋愛、結婚、再婚に役立つ開運法です。
 途中からご覧の方は、遡ってご覧になってくだ
さい。勿論、男性が見ても役立つはずです。
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 女性のための開運講座ー82 

 恋愛・結婚、さまざま模様・美しくなる秘訣

 (9)心のバランス・適度な運動-2

 痩せるためには汗を出すという考え方は一時的に水分を
絞り出すだけですから、あまり意味はありません。汗びっ
しょりで、身体のあちこちが痛いほど運動しても、のどが
渇けば水分をとります。痩せるための運動も、脂肪が減ら
なければ、ただのストレス発散だけで疲れるだけです。
 美容と健康のためのフィットネスは「明るく、楽しく、
カッコよく」が主流になっていますが、軽く汗ばむ程度の
運動が痩せるためには最良となります。軽いエクササイズ
がスリムになるために有効ですが、芸能界でスリムになっ
たタレントの例では最近話題のヨガを応用した整体ストレ
ッチ体操などが有効であることもわかります。
 なぜヨガが関係するかと言いますと、ヨガは呼吸法とメ
ディテーションを重視しますので、自律訓練法と同じ効果
があり、ストレスを解消し、精神的な安らぎが得られます。
 ヨガは頭の中に自分のできる範囲内での完成のイメージ
を描きながらストレッチしますから、短い時間で丁度汗ば
む程度に運動量をコントロールすることが可能となります。

 休日はできれば緑と水のある自然の中に出たいものです。
緑のない市街地の場合は公園でリラックスするのも街の中
を散歩するのも十分運動になります。スポーツのほかに四
季それぞれのレジャー活用はスリムな身体作りに欠かせま
せんが、春秋はサイクリングかハイキング、夏は海や川の
遊び、冬は遊びとしてのスキー、スケートなど、さまざま
な楽しみがあります。
 美しくスリムな身体作りには、オーバーワークになるス
ポーツでのハードトレーニングは禁物です。そのトレーニ
ング中はスリムになったように見えてもそのトレーニング
を止めた途端みるみる太りだすというように体質が変わっ
てしまうからです。
 結局は精神的なゆとりを持って、楽しく食事をし、適度
の運動量を保つのが美しくスリムになるコツなのです。

 「心のバランス・適度な運動」の3つのポイントは、
1、運動は明るく楽しくカッコよく
2、軽いエクササイズで疲れたらやめ
3、自然の中でのびのび遊び
   と、なります。
             つづく
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 書店発売中の「坂本龍馬異聞」に続き「新撰組
3部作」を執筆中です。その内容を先にお届けし
ます。
 ホームページでも挿絵入りで連載を始めました。
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 新選組ー異聞

  第三章 黒船騒乱

(7)祭りの賭場-1 

 歳三が、大工見習いの金之助を見かけたのは桜の花びら
が風に舞う春たけなわの午後だった。
 甲斐の国一宮浅間神社の例大祭で賑わう境内には、善男
善女がひしめいていた。この神社の創建は大和朝廷第十一
代垂仁天皇によるといわれるから、かなり古い神社なのは
間違いない。街道に面して大鳥居があり、さらに二つの朱
塗りの鳥居を潜った先に随神門、その先に浅間神社の神楽
殿や本殿などが立ち並ぶ。
 拝殿に立ち、わずかの賽銭を投げ入れて神妙に柏手を打
ち、生きている感謝を奉じた。他に思いつくことがなかっ
たからだ。周囲の百姓町人の老若男女、なかには武士の姿
もあり、夫々が賽銭を投げて願い事を念じている。
 多分、誰もが五穀豊穣・家内安全・良縁決着、一生安楽・
武運長久などと願っていようが、所詮、この世は一寸先は
闇、なるようにしかならぬもの。歳三は幼くして父母や兄
や姉の死に立ち会ってきただけに「死ぬは易く生きるは難
し」の意味がよく分かっていた。人の死は必然で、医を尽
くしても天命には勝てぬもの。だから、せいいっぱい生き、
生きていることに感謝するのだ。それは、命を惜しむとい
うものでもない。
 祭りでは、何処の地でも希望に溢れた賑わいを求めて人
々は集まる。ここでも、露天商や見世物小屋の元気な掛け
声、大道芸人の笛や太鼓の音曲が群衆の気分を華やいだ気
分に盛り上げて明るい笑顔を誘っていた。ここでは、一時
的にせよ黒船来航以来の混迷と不安を打ち消すように誰で
も明るく天下泰平、桜吹雪を浴びるどの顔も善男善女とし
か見えなかった。
 だが、大工の金之助の姿を見たのは、この善男善女とは
縁のない世界でだった。
 歳三派は、ふと拝殿横に「御賽銭勘定場入口」との立て
札があるのに気づいた。これは、祭礼時だけ黙認される花
会(賭博場)で、土地の旦那衆には廻状が回って招待され
ている者もいる。
 本殿を裏手に巡ると、欅の大木に囲まれて昼なお暗い空
き地に紅白の幕があり、中から殺気だった中盆の声が響く。
「さあ、張った張った人生の丁半勝負。吉と出ればお大尽、
凶と出たら貧乏人!」
 そこは、境内の桜や善男善女とは無縁の別世界、大工の
金之助はそこにいた。
 歳三が、金之助と最初に出会ったのは、石田村の実家だ
った。数種の薬草を焙り干して調合する石田散薬のための、
小屋の増築に大工の棟梁を頼んだのだ。その棟梁の下で働
いていた見習いが金之助で、年齢は歳三より二つばかり上
のように見えた。
 二度目に会ったのは姉の嫁ぎ先の日野の佐藤彦五郎邸だ
った。義兄が道場の普請を頼んだ大工の棟梁の見習い弟子
がこの金之助だった。その棟梁の住まいが日野だったこと
もあり、金之助も佐藤彦五郎邸に出入して剣術指南に来て
いた試衛館の近藤周助や福田平馬らに稽古をつけてもらっ
ていたのを見たことがあった。そして、三度目に会ったの
が、この都留村の祭りに寄った黒駒一家の鉄火場だった。

 鉄火場とは百姓町人相手に開く最下級の賭場のことで、
役人も一回の賭け金が五十文程度であるならば、庶民の遊
びとして見逃していた。とくに、高市(祭り)の境内での
盆茣蓙は、稼ぎの一部を賽銭に勘定するという風習から治
外法権的に黙認されていて、大金を賭けない限りは許され
ていた。その賽銭勘定分が賭け金の一部を徴収する寺銭で、
本来は神社に寄進すべき性質なのだが、実際にはそれが博
徒一家の稼ぎになって神社にはほんの少しの寄進でお茶を
濁す。しかも、この近隣だけで神社は百近くもあるから稼
ぎも大きいだけに博徒の縄張り争いも熾烈になる。
 地方によっては、この縄張りを悪徳代官の手下が仕切っ
ている場合もある。 
 天領でも、江川家のように領民のための善政を行う代官
ばかりではない。旗本知行地を任された代官の中には、収
穫に見合わぬ過酷な税を取り立てて農民から憎まれたり、
役人代行の目明しと博徒の二足の草鞋を履く無法者が賭場
を開き、貧しい農民のなけなしの銭を絞り取る例も少なく
ない。
 そんな輩が侠客と称して一家を成し、縄張りを争ってい
るから始末が悪い。しかも、そんな連中が争いごとに備え
て腕の立つ浪人を用心棒を雇っている。どんなに大金を払
っても、縄張りさえ広げられれば稼ぎに見合うからだ。
 そんな博徒の用心棒に、腕が立つ剣客が紛れ込んでいる
場合がある。
 そこに目をつけた歳三は、祭礼を見かけると、ご開帳の
賭場を覗いて歩いた。
                 つづく
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