100歳の可能性


お元気ですか?
またもや西日本への集中豪雨の週末で新幹線も一時不通、九州、四国、中部地区では洪水による被害や土砂災害での家屋倒壊などで死者も出て
います。このブログで連載中の小説の舞台になる京都府綾部市も由良川という暴れ川をもつだけに福知山市の惨憺たる状態をテレビニュースで
知って、知人も多いだけに心配でなりません。
 由良川は日頃はおとなしい清流で美味しい鮎が獲れる川でも知られていますが、護岸が低いこともあって豪雨になると荒れ狂ったように激流
が渦を巻いて小石まじりの濁流で沿岸を襲います。
 それにしても今年の気象は以上です。例年の8月の雨量をたった一日二日でオーバーしてしまいます。 これから本格的な台風シーズンに入るとどうなるか?
 早く異常気象が終息してこれ以上の被害が出ないことを祈るばかりです。私自身はもう今年の大鮎釣りはなかば諦めかけています。これでは日本三大激流の一つ、九州球磨川の大鮎釣りも無理です。竿も仕掛けも用意して手ぐすねひいて待ってはいても水量は減らず、一度下流に流された鮎は、餌になるコケをも流されて上流に戻る体力を失っているからです。以前にも同様の年がありました。いくつかの台風が収まって川がようやく落ち着いたところで、大鮎がいるとの情報で出かけたところ、たしかに30センチ近い大鮎は釣れるのですが、痩せこけて身もぶよぶよ食べても美味しくなかったのを記憶しています。
 清流の大岩を縄張りに、岩に付着した新鮮なコケをたっぷり食べて精悍かつ丸々と太った28センチ以上の大鮎こそが、激流釣りを楽しみに
1年を待つ私たちの闘う相手なのに、その鮎がいない年もあるのです。
 こんな年が1年あると、自分の寿命が3年も4年も知事待ったような落胆感で仕事にも熱が入らなくなります。
 趣味=大鮎釣り=生き甲斐=仕事=健康=寿命、単純明快な方程式で、このリズムの狂いはそのまま実生活に反映するのは過去の生活習慣から
割り出しても明らかです。
 高校野球の熱戦を見ても上の空、執筆生活にも大きく影響しています。ところで先週の日曜日、母の100歳祝いのパーティが無事に開催で
きました。豪雨の中での地元の温泉施設でのお祝い会でしたが、終了時には雨もやみ、身内ばかりの参加者約40名は大満足の一日でした。
 元気で杖なしでの100歳・・・近くて遠いのか? 遠くて近いのか? 今年、大鮎が釣れるようだと100歳も可能な気はしますが・・・
 では、暑さ厳しき折、くれぐれもお体を大切に・・・