世界らん展+龍馬の手紙


2月10日(金)、今年も「世界らん展日本大賞2017」内覧会に招待されて行って参りました。
午前中の審査で、本年度の「日本大賞」の花が決定し表彰式が終って、内覧会が始まりました。
一般公開は明日の日曜日からとあって取材と関係者が和気あいあいの雰囲気で各地を代表する洋らん会の作品などを楽しんでいました。
私がいつもご招待を頂く須和田農園の前社長・故江尻光一氏は、第一回目に最高の栄誉である日本大賞を得て以来、生涯に3度の世界らん展大賞を得ていて、その記録はまだ破られていません。氏は、NHKの日曜園芸の洋らん部門の常連講師でしたが、それも今はご長男が継いでいるようです。私の築地サロンにふくよかに咲く洋らんは、その江尻家からの賜りものです。

さて、今日11日(土)は、霞が関ビル35階の霞会館で行われた「第8回高知ふるさとミーティング」に参加して参りました。
この日のメインテーマが、坂本龍馬暗殺5日前に龍馬が福井藩重役の中根雪江宛てに出した書状についてのパネルディスカッションで、この手紙をテレビで紹介した京都国立博物館の宮川上席研究員、尾崎高知県知事、坂本龍馬本家10代目などと共に、開運道講師で坂本龍馬研究の第一人者・小美濃清明氏が壇上に上がるので応援参加したものです。
徳川慶喜の大政奉還後の政権構想で龍馬が初めて「新国家」という言葉を手紙の中に書いて、新政府幹部に推挙した三岡八郎(後の由利公正で財政に詳しい)の早い出仕を、藩の重臣・中根雪江(ゆきえ・せっこう)に懇願する内容となっています。
この書状は縦約16cm、横約92cmの和紙に毛筆書きの直筆で、封紙には龍馬が偽名に使った「才谷楳(うめ)太郎」、本文中には「龍馬」の署名があります。3月4日から県立高知城歴史博物館で一般公開されます。