女性のための開運講座ー130


 お元気ですか?
 鮎釣り、長女家族とのハワイ旅行と続いた私の9月もほぼ終わりました。これからはまた平凡な日常に戻り、執筆活動に専念します。
 九州球磨川の鮎釣りは、台風の影響で河川状況が悪く大鮎の姿はついに見られませんでした。それでも雨続きの不順な天候の中で晴れた日が二日続き、激流での鮎釣りもそこそこ釣れましたので大満足です。
 今回の旅は、幕末の薩摩藩での動向を知る鹿児島取材を含めて楽しい思い出がいぱいの旅でした。
 雨の日は、二十年来の親しい釣友のジープを駆使して五ツ木村のダム工事中止跡を見たり、あちこち出かけます。その一番の釣友は大分市内にある日本有数の大型幼稚園のオーナーで、理事長を弟に譲っての道楽が釣り三昧生活です。海の大物釣りからイカやアジも釣り、鮎釣りで顔も真っ黒、釣り新聞にも時々載る名人で、地元で知られる文化人にはとても見えません。
 それでいて知事にも助言する立場で歴史にも詳しく酒豪、私が行くと毎晩のように仲間が集まって話しに花が咲きます。
 今回は私が取材中の戊辰戦争で口火を切り、仲間が東西それぞれの立場で口から球磨焼酎の泡を飛ばします。
 私は本籍が会津で親類の祖先が戊辰戦争で死んでいることもあり当然の如く幕府側、大分の釣友は西軍の新政府軍側で薩長の正当性を主張します。 
 倒幕の意気上がる薩長など西国雄藩が、将軍慶喜の大政奉還によって行き場を失い、その勢いが会津藩討伐に向かった・・・これが一般的な見方です。
 しかし、私の視点は違います。
 倒幕の意気高い西国雄藩の有力浪士が、京都守護職お抱えの新選組によって次々に斃された恨みが尾を引いたと見ています。
 とくに風の強い日に京都の街を焼きつくし天皇を守護するという大義名分を盾に天皇を拉致する計画が、会津藩支配下の新選組に壊滅させられた寺田屋事件は、大きな私怨を残しています。
 その上、薩長連合成立の立役者である坂本龍馬暗殺も会津藩お抱えの新選組の仕業と信じる薩長にとっては、会津は許すことの出来ない天敵です。
 流山で捉えられた新選組局長・近藤勇も、坂本龍馬暗殺の濡れ衣を着せられて斬首されます。しかし、冷静に考えると、実質的な新選組の戦闘参謀は土方歳三です。
 格式ある旗本となった局長・近藤勇は土佐藩参政・後藤象二郎と親しい仲ですから、京都守護の役目を終えた時に大政奉還での和平でも妥協できたはずです。
 実際の戦闘集団を率いる土方歳三の立場は違います。
 刀槍主力のわずかな人数の新選組で、西国雄藩の圧倒的な砲火を持つ数万の敵と戦う覚悟で策を練ります。
 大政奉還で幕府が崩壊しようが江戸城が敵方の手に渡ろうが、戦う意思を持つ土方歳三には関係ありません。
 土方歳三は、庄内藩士が薩摩藩屋敷焼き討ちの策を知ると、直ちに各藩に西軍との戦闘準備に入るように密偵を飛ばします。この薩摩藩邸焼き討ちを機に新選組と薩摩藩の間に鳥羽・伏見の戦いの火蓋が切られて日本国内最大の内戦が起こります。
 その戦いは、土方歳三の死によって終わります。
 歳三は、自分の死によって戊辰戦争が終結することを榎本武楊と確約した上で自ら凶弾に倒れて逝きます。
 もしかすると、日本を二つに割って戦った戊辰戦争は土方歳三の自作自演、天下を巻き込んだ都市像一世一代の大芝居ではなかったのか?
 私は、そう考えて筋書きを考えて取材を続けています。
 10月は戊辰戦争取材のために日程をとりました。
 戊辰戦争の明暗を分けた「白河口の戦い」の取材では、旧知の仲の元白河藩主のご子孫とも再会します。
 さらに、新潟・長岡藩筆頭家老「河井継之助」墓前での「戊辰戦争殉難者慰霊祭」にも行ってきます。
 ハワイの土産話はまた後日・・・
               つづく
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 さて話題を変えて、女性のための開運講座です。
 これは、恋愛、結婚、再婚に役立つ開運法です。
 途中からご覧の方は、遡ってご覧になってください。勿論、男性が見ても役立つはずです。
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 女性のための開運講座ー130 

 自己啓発法
(1)恋愛と結婚

(3)無知は悲劇の原因。

 どんなスポーツでもゲームでもルールがあるからこそ楽しいし白熱した展開になれると言えます。格闘技スポーツなどは、きちんとしたルールがなかったら、ただのケンカになってしまいます。
 恋愛と結婚も同様です。
 不文律のルールを守ってこそ幸せで明るい恋愛から結婚があるのです。ただし、恋愛と結婚ではまるでルールが違います。例えば、恋愛では一般的に妊娠はタブーですが、結婚では妊娠は社会的に認知され祝福されます。
 これは、結婚そのものが種族保存の本能による種の保存・・・すなわち妊娠・出産を目的にしているからです。
 恋愛では、しばしば自分をカッコよく見せるために適当なウソをまじえて相手の関心をひく例もありますが、結婚となると許されないウソがあるのは当然です。
 婚姻に関する裁判について調べますと、婚姻が取消になるいくつかの諸例があります。
 これなどは、アバタもエクボでは済まされ項目もあり、結婚前に知っておかなければならないことばかりです。
 それは、1学歴、2職業、3収入、4病歴、5肩書、6婚暦、7その他、等です。
 以上の中で、特に信頼を損なうものであると認められるものを詐称した場合には、婚姻の取消、慰謝料の請求などもあり得るわけです。
 1の学歴については短大卒を「大卒」と言ったからといって目くじらを立てるほどではないかもしれませんが、医大卒だのというウソは、相手が医者の一人娘だったらとんでもない騒動になります。
 2の職業については「大学助教授」と称しながら、講師だったりしたら、やはり問題です。
 この項目については、資格という問題も起こります。
 例えば「弁護士」の資格ありと経歴にありながら、それがまったくのウソで、法律事務所に勤めて弁護士の助手をしたことがあるなどという例もあります。
 この職業(資格も含む)詐称についても相談も多く問題も結構多いものです。
 3の収入も年収800万円とありながら実際は半分もなくて、さらにその半分も家計に入れないとなると問題です。
 結婚前にはきちんと実収入を確認するべきです。
 4の病歴は、盲腸などは完治していればともかく、ひどい高血圧や糖尿病、遺伝性の精神病などを隠していたら問題です。特に性不能となるといけません、結婚には致命的な障害となります。
 5の肩書については男の見栄丸出しで課長補佐を「課長」、副部長を「部長」などと部下に呼ばせているうちに、いつの間にかその気になって、あるいは近日辞令が出るだろうと期待を込めて1ランク上の役職名を名乗るなどというケースがよくあります。
 しかし、これも度が過ぎて係長なのに「部長」などと言ったり、正式には役職に付いていないのに「取締役」などとなると問題になります。
 6の婚歴は、ひどいのは離婚したと称していながら、まだ家裁で抗争中だった、という例もあり、これで結婚などしたら重婚の罪に問われます。いずれにしても、今は離婚体験者は沢山いますので、再婚の場合は、相手の離婚の原因に注意が必要です。異性問題や性格的欠点などで問題があったのであれば再婚してからも是正は困難となります。
 7のその他には、特別な例として、婚前の深い異性関係が続いていて問題になることもあります。結婚は当然ながら、相手に深い異性関係の持続がないことを条件として婚約しますので、それが露見して婚姻を破棄された判例もあります。こんな不埒な相手とは結婚しても幸せにはなれませんね。
 さて、結婚後は近所付き合い、冠婚葬祭など友人知人や親類縁者との義理付き合いなど社会人としての常識的な交際マナーも必要になります。なにしろ、恋愛期間中は他人との関わり合いを避けてきたのに、結婚した途端に地域社会の一員としても参加義務を背負うことになるのです。
 今までは他人だった男女が同じ屋根の下で一緒に暮らすことになるのですから、お互いを理解し、長所欠点を認め失敗も許し合っていく寛容さも大切ですね。結婚生活では、経済・心理・健康・娯楽・性生活とあらゆる知識が必要となってきますが、知っていて当然という大切なことを知らないために起きる悲喜劇は未然に防ぎたいものです。
                   つづく
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 では、次回をお楽しみに・・・・
  ホームページは http://kaiundou.jp です。
 「お休み処」ー「村長の連載小説」を!
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