事務所の真正面が重要文化財に!


重要文化財看板 (3)

重要文化財本堂 (2)

重要文化財門 (2)

重要文化財 門2

需要文化財 塀

お元気ですか?
先日、常連客の隠居仲間が、窓から下を見下ろして「重要文化財の看板が見える」と言い始めました。
 暑さでおかしくなったかと思いましたが、よく見ると確かにそう見えます。
 な、なんと私の仕事場から見える景色が国の重要文化財に指定されたのです。
 後で聞いた話だと、図に乗って世界遺産にというとんでもない話が出ているそうです。
 重要文化財になったのは築地本願寺の本堂、門、塀の3点ですから築地本願寺全体が重要文化財になったようなものです。
 築地本願寺の創建は1617年(元和3年)で、京都・西本願寺の別院として浅草に近い横山町に建立したものです。ところが、明暦3年(1657)1月に本郷丸山町の本妙寺から出火したとされる振袖火事こと明暦の大火で本堂を焼失してしまいました。その後、幕府による区画整理のため同じ地区への再建が許されず、その代替地として八丁堀沖の埋め立てによる建設が許され、築地と名が付いた埋立地に延宝3年(1679)に再建されました。しかし、これも大正12年(1923)の関東大震災の火災で伽藍を焼失します。
 現在の古代インド様式をモチーフにした建物は、昭和9年(1934)に、当時としては珍しい鉄筋コンクリート造りです。
 なお、本尊の阿弥陀如来立像は。聖徳太子手彫りと伝えられていますが、それが真実なら私の仕事場は、その阿弥陀如来立像の真正面ですから毎日拝んでいますので凄い御利益を頂いているような気もします。
 ともあれ、目の前が重要文化財、凄いことになってきました。