苦難を乗り越えて


苦難を乗り越えて

 この週末、朝晩は寒い日が続くとはいえ猫の額ほどの我が家の庭の遅咲きの梅がようやく花開いてほぼ三分咲き、早速メジロのツガイが蜜を求めて現れました。次はウグイス、と心弾ませてカーテンの隙間からガラス戸越しに見ていると、なんと急降下で現れたのは図体の大きいオナガのツガイ、その脅しの声を背に二羽のメジロは羽音も忙しく飛び去ってしまいました。
今年は梅の実を収穫したら蜂蜜で漬けて、食べ頃になったら築地サロンに持ち込み、梅好きの来客に食して頂く予定です。
ところで、この開運村も開村してほぼ十年、ようやく花開く春を迎えて賑やかさを増しています。
開運村のホームページは、バラックづくりの家がまばらに建つ貧しい過疎地の寒村から始まって、移民の受け入れが良策だったのか、いまはちょっとした観光地の様相を呈して定住者も続々と数を増しています。
思えばこの約10年間、コツコツと地道に村の発展に尽くした甲斐あって、今や千客万来の盛況となっています。
それもこれも、これまで私を支えてくださった開運村HPへの来訪者の皆様、HPにご寄稿くださる講師の皆様のお陰です。
それに加えて、新たに掲載コーナーを開設された大原裕美講師、菜月講師、芹洋子顧問兼講師、3人それぞれが個性豊かですから、開運村がますます発展するのは間違いありません。
前記3人の共通点は、3人それぞれが驚くような苦難を乗り越えて今日の盛栄があるという事実です。
大原講師は現役のアナウンサー時代に過労と家庭的な事情でウツになり、職を辞して2年間の闘病生活の後、苦難を乗り越えてアナウンサーとして復帰し、見事な活躍を見せています。
菜月さんは少女時代に両親の離婚という不幸な出来事に見舞われ、自分は母方、弟は父方と家族が離散、父にひきとられた弟は父の都合で幼くして児童養護施設に預けられます。それを伝え聞いた菜月姉ちゃんは、母に泣きついて、弟が一人では可哀そうだからと、自分から望んでその施設に入って弟の面倒を見て育ちます。その艱難辛苦を乗り越えて定時制高校を卒業後、天性の美貌と語学や立ち居振る舞いやマナーに磨きをかけて、23歳でミス日本、24歳でミス・インターナショナル日本代表、世界69ケ国代表と覇を競って世界5位、25歳で開運道講師の道を選んで、人を幸せに導く「開運道アドバイザー」として活躍中です。
歌手の芹洋子さんは、子供の頃からマスコミび登場している国民的歌手として知らぬもののない国民的歌手で、代表的な「四季の歌」は海外でも広く歌われている名曲です。その芹さんは、今から26年前に交通事故で頭に重傷を負って危篤状態に陥り、生死の境を彷徨って生還し、記憶喪失という最悪の状態から立ち直って歌手としてカムバック、高齢とは思えぬ若さを保って美声の歌姫を続けています。
かくの如く、苦難を乗り越え、逆境をプラスに変えた3人の異才を迎え、従来の身近なお弟子さん達に囲まれた私としては、平均寿命を超えたから引退などと言ってもいられません。老骨にムチ打ってでも、開運村を皆様の集う「NET上のパワースポット」として更なる発展を目指すことに頭を切り替えました。