女性のための開運講座ー92&新選組


はじめに

先週の天竜川の事故に続いて、また川の事故です。
つい先日、テレビでニュースを見ていたら、なんと
見慣れた熊本県球磨郡球磨村一勝地先の球磨川の荒瀬
が画面に写っていました。
河畔に住む元高校教頭に舟で中州に渡して貰って大
鮎を追った二股の瀬や、釣り仲間の名人が日本記録に
なる33センチ強の尺鮎を釣り上げた梨の木の瀬など、
底石の大きさまでも熟知した釣り場が視界に入り、こ
こ2年ご無沙汰だけに涙が出るほど懐かしくて・・・
ただ、大雨の後で水量が多過ぎてか釣り人の姿は全
く見えません。
ニュースの内容はこの22日(月)、リフティング
と呼ばれるゴムボートでの川下りを楽しんでいた9人
乗りのボートが転覆して二人が軽傷で病院に運ばれる
という小さな事故のことを報道していたのです。
しかも、いつも世話になっている鮎宿の主人が事故
の模様を語っていました。なにしろ、数日前の天竜川
川下りの遊覧船の転覆の直後だけに、こんな小さな転
覆でもニュースに取り上げられたのです。

リフティングは鮎の釣り人にとっては天敵です。な
にしろ下手な漕ぎ手ばかりの川下りの場合、どこを流
れるか見当もつきません。全員がオールで水を叩き激
流を乗り切る度に、大声で歓声を上げて鮎を散らしま
す。ボートの急接近で釣り人があわてて竿をを上げて
怒鳴る風景や、ゴムボ-トが転覆してもキャアキャア
楽しんで泳ぎ回る姿などは見飽きています。したがっ
て、普段であればゴムボートの転覆ぐらいでは事故扱
いにはならないのです。ただし、大雨の後の増水した
激流は暴れ川と言って、全く様相を変えて危険です。
このリフティングと称するゴムボート遊びは最近の
流行ですが、この日本三大急流の球磨川には、古くか
ら川下り観光船の組合があり、20人ほどを乗せた櫓
漕ぎの乗り合い舟があります。この乗り合い舟は決ま
った水路を進みますから釣り師の邪魔にはなりません。
むしろ、深場の鮎を岸よりの岩陰に寄せてくれます
から舟の去った後で入れ掛かりになることがよくあり
ます。したがって。こちらは釣り人との共存共栄が成
り立っています。

短いニュースでしたから、すぐ球磨川の鮎宿に電話
をして事情を聞きました。今回、事故を起こしたのは
県外から個人でゴムボートを持ち込んで遊びに来てい
た連中で、以前から地元のリフティング協会からマナ
ー違反などで注意を受けていた札付きだそうです。
当日も川に居合わせたボランティアの球磨川ガイド
が注意したにも拘わらず、乱暴な川下りで荒瀬を乗り
切れずに転覆しています。
7人は自力で岸に上がり、2人は下流まで流されて
救助されて病院に搬送されたそうですが命に別状なく
無事でなによりでした。これで、川を甘く見ると命に
拘ることが分かったはずです。その意味では小さな事
故でも見逃すことは出来ませんね。
ただ、私の心には深いキズがつきました。見慣れた
川の流れを見て、激流に腰まで浸かって大鮎を追いた
い我が想い、これが辛いのです。
つづく
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さて話題を変えて、女性のための開運講座です。
これは、恋愛、結婚、再婚に役立つ開運法です。
途中からご覧の方は、遡ってご覧になってくだ
さい。勿論、男性が見ても役立つはずです。
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女性のための開運講座ー92

(4)眠りながらの性格改善-2

自分の性格の本質を知りたい人は、性格改善トレー
ニングで用いる性格診断法がありますので、それを参
考にして下さい。
また、現時点でのご自分の潜在能力のレベルを知り
たい方は、潜在能力を引き出すトレーニングコースで
用いる深層能力パーソナルデータの利用もありますが、
とりあえず、ご自分の判断で必要と思われる自己改善
希望項目をイメージします。
なお、人生相談で多い性格改善希望項目を列挙しま
すと、次のようになります。

1.気分にムラの多い性格を直したい。
2.自分本位な性格を直したい。
3.依頼心の強い性格を直したい。
4.負けず嫌いで他人を意識しすぎる性格を直したい。
5.せっかちですぐ結論を出したがる性格を直したい。
6.人の好き嫌いをすぐに顔に出す性格を直したい。
7.警戒心が強すぎて疑い深い性格を直したい。
8.神経質で小さなことが気になる性格を直したい。
9.思い込み激しく人の意見を聞かない癖を直したい。
10.自己顕示欲が強く出しゃばりな性格を直したい。
11.お節介でつい余計なことを言う性格を直したい。
12.人の意見にはつい理屈で反発する性格を直したい。
13.見栄を張って本音を言えない嫌な性格を直したい。
14.回りの人の気持ちばかり気にする性格を直したい。
15.嫉妬深いために人の心を傷つける性格を直したい。
16.いつも不安で一人で悩んでいる性格を直したい。
17.嫌なことを何時までも根にもつ性格を直したい。
18.自分の考えを人に押し付ける性格を直したい。
19.引っ込み思案で自己主張の乏しい性格を直したい。
20.考え方が狭くて融通性のない性格を直したい。
21.体裁にこだわり本心を言えない性格を直したい。
22.行動するときすぐ決断できない性格を直したい。
23.物事をいつでも悲観的に考える性格を直したい。
24.人に心を開くのが苦手で人嫌いの性格を直したい。
25.人の善し悪しを外見で判断する性格を直したい。
26.協調が苦手で人付き合いの悪い性格を直したい。
27.上手な挨拶が苦手で、無作法な性格を直したい。
28.何事にも根気がなく飽きっぽい性格を直したい。
29.一つのことに集中できない性格を直したい。
30.率直過ぎて人の神経を傷つけ易い性格を直したい。

などなどが、性格改善希望者の悩みの種になります。
しかし、少々お待ちください、と私は言います。
長所と短所は紙一重といいますが、ほんの少し視線を
変えて眺めると、これらは意外な美点であることも多い
ものです。
例えば、1の気分にムラの多い気質はそれだけ情緒的
である証明でもあり、その気分のノリを利用して目的志
向を強めるとで、かなりの成果をあげることも可能とな
ります。
2の自分本位についても、それだけ情緒的で正直で表
現がストレートである場合もありますのでむしろ一部は
長所として見ることもできます。
そこで、私はいつもこう言います。
「自分の欠点を欠点と認めた上で、自分が嫌な性格と思
っている点をもう一度、愛情をもって見直してみて下さ
い。嫉妬深いのは人に対する思い入れであり、融通性の
ないのは堅実な性格であるからです。眠りに入るときに
自分の悪いと思っていた性格がほんの少し考え方を変え
るだけで見事に修正され、むしろ眠っていた才能が花開
くこともあるものです。
あなたの性格の短所を長所に変える眠りに入りながら
のプラスイメージトレーニングをお勧めします。
つづく
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書店発売中の「坂本龍馬異聞」に続き「新選組3部作」
を執筆中です。その内容を先にお届けします。
ホームページでも挿絵入りで連載を始めました。
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新選組ー異聞

第三章 黒船騒乱

(11)将門の墓-3

「かなり、墓参に見える人が多いようですな?」
「旅の人、お武家さん、浪人衆、地元の人達もたくさん
訪れます」
「この線香は?」
「先ほど、母親連れのご浪人さまが、お供を従えてお見
えになりました」
「どんな浪人だね?」
「山形からお伊勢参りをしての帰りだそうです」
「あさよろず」の女中が、お伊勢参り帰りの浪人が母親
連れで泊まり、朝は歳三より早く食事をして出掛けたと
言った。同行の郎党は宿が混んでいたから、干魚の行商
人と相部屋で泊った、と言う。
歳三が「おれの部屋には相部屋はいなかったのかい?」
と、聞くと「「いやだ、邪魔になるじゃない」、女は屈
託なく笑った。その女中が先に酔いつぶれてしまったの
で昨夜は何もなかったが、いつも、気に入った客には同
じ手を使うに違いない。歳三は何事もなくて熟睡できた
から却って体調はいい。
ともあれ、同じ宿に泊った武士が親孝行で旅をしてい
ることだけは分かった。
小坊主が、聞きもしないのに説明する。
「ここに、将門の愛馬が、首を咥えて運んできたのです」
「本当かい?」
「本当です。深夜、当時のご住職が馬のいななきで目を
覚まして出てみると、立派な馬具で飾った鹿毛の馬が首
を振って挨拶し、その下に目を剥いた将門さまの首が置
かれていたそうです」
「なぜ、将門と分かったんだ?」
「この地の将軍ですから誰でも知ってます。ご住職とは
親交もありました」
平安時代の中期、上野下野上総下総一帯を暴れ回った
将門は、常陸の国の大穣(だいじょう)だった伯父の平
国香をも倒し、周囲の豪族を切り従えながら関東を制圧
した。将門は、自らを新皇(しんのう)と呼称して中央
政権に叛旗を翻して新たな政権の樹立を宣言した。
だが、それによって国賊とされて追われる立場になっ
た将門は、天慶(てんぎょう)三年(九四〇)に下野
(しもつけ)の豪族・平貞盛(さだもり)と藤原秀郷
(ひでさと)の大軍に攻められ、下総(しもうさ)国で
討たれて野望を断たれている。
歳三は、男として大きな夢
を抱いて巨大な体制に反抗
し、見事に散った将門の滅びの美学に共感を覚えていた。
だが、そう思うのは歳三だけではない。
黒船来航以来、国中が不安で乱れがちな今でも、なに
かどでかい世直しの変化が欲しい庶民の願いが将門信仰
となって、線香の束や花束によって証明されている。

歳三は、この日のうちに栗橋の関所を越えて利根川の
渡しで対岸に渡り、古河領で宿をとることにしていた。
古河領にも柳剛流の道場を持つ武術好きの名主がいる
と聞いていたからだ。歳三も学んだその柳剛流は、この
幸手の地が発祥の地だと聞いたことがある。
柳剛流を開発した初代宗家の岡田寄良(よりよし)は、
心形刀流(しんぎょうとうりゅう)を、伊庭軍兵衛直保
(なおやす)の弟子・大河原右膳有曲(ありよし)より
学び、それに各流派の特長を加えて独自に工夫を凝らし、
脛斬りの必殺技「跳び切り}を創始した。
流名の柳剛は、強風で枝葉を揺らした川岸の柳が、瞬
間的に川面を打っては跳ね上がるのを見て名付けたと伝
えられている。したがって、柳剛流の稽古では脛当てを
必要としたが、道場剣術に堕した武士社会や他流からは
卑怯な田舎剣法として忌み嫌われた。それでも、免許へ
の道筋が切紙、目録、免許の三段階しかない簡易さが受
けて多くの入門者が押しかけ、上総下総奥州から武州全
般にと広がり、いざとなれば最前線で斬り合いとなる農
兵や下級武士からは実戦的な剣法として認められ、豪快
な天然理心流と並んで隆盛を極めていた。

つづく
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