日本語に隠れたイスラエルの痕跡

ヘブライ語と日本語の関係(ヘブライ語が日本語に影響を与えている)

この本は日本語をよく勉強して書かれているが、一番の欠点は、ユダヤ人が日本人に与えたような錯覚をしている。つまり縄文の長い時期、そこに日本人の精神がしっかりと根づいて、自然信仰、つまり石と木を信仰する自然道、神道を身に付けた日本人の中に、このような秦氏系が日本に入ってきた。しかしこの本の作者は太陽信仰の日本人という部分が抜けている。このユダヤ人の作者は、自分たちの国が日本人の基礎になったと主張している。自分たちが与えてやったと言いたいようである。

それは事実では絶対あり得ないと田中教授は否定しています。日本の方が古いわけですから・・

問題は、日本人は元来文字を入れようとせず、あるいは文字化、言語化は日本人はあまり行っておらず、逆に言葉で現実を把握しようとしていた。

言語には指示用語と感性用語があります。

指示用語・・・「これ、それ、あれ」もののそのものを指示することのために使う言語

感性用語・・・「あぁ、わぁ」主観用語、感性を表わし、表現する言語。

この文字が定着して初めて和歌が出来ます。和歌は殆ど感性用語で、四季の用語で書き、軽く指示用語をいくつか重ね、そこに感性用語を加えていく。あまり物語性はありません。

日本の文学は和歌が基本である。もっと短いと俳句になる。これは季語の組み合わせで感性を表現する。従って主語の部分が弱く、特に抽象用語が少ない。

抽象用語は、遠くに離れている人に文字で書いて何かを伝える時に必要なのであり、日本人は他人に何か必要なことが起こると、歩いてまたは馬に乗りそこに行けば伝えられる。その口承ということが基本であり、それが日本では豊かになっていったということです。

従って必ずしも客観的に支持、あるいは抽象的に把握する観念律方というのは後に漢字を使用して利用する。

まとめ

★指示用語・・・もののそのものを指示をすることのための使う言語

★感性用語・・・主観用語。感性を表わし、表現する言語。

★日本は和歌が発達し、感性用語が強くなった。

★日本は口承が強くなった(指示用語が発達するのは漢字伝来後)

田中英道師より