日高見国が教科書に載っていない!?

日本はずっと一つの国だと思っていましたが・・・
日高見国のことは何故教科書に載っていないのか?

明治以降、倭国が中心だという考え方、つまり関東東北は遅れた地域だと言いたい人たちが支配者に多かったということです。
日本は奈良京都という関西系が支配的であり、関東東北は無視してもよい、そこで縄文という名前が原始的な所だとして胡麻化してしまった。

ところが縄文弥生時代は圧倒的に関東東北にあり、そしてそこに高御産巣日神(たかみむすひのかみ)という日高見国の王が居られたということを完全に忘れさせ、日本が世界一古く長い国であるということを忘れさせる人たちがいました。
しかしそのようなことをしても日本人はすぐに分かります。現在、地元の人たちも加わり調査を行っている最中です。

倭国の前に、一万年以上も前に国があった。その国の体制は平城京を造られた後の国の体制とは異なり、そこにある種の共通の文化がありました。 縄文文化については古事記や日本書紀にも少し記されています。
また富士山が書かれないのはなぜだろうか。富士山という美しい山が知らない人はおりません。晴れた日は伊勢神宮からも見えるほどに。
それが教科書に書かれていないので、ないというのは考えないで欲しい。これから教科書を変えていかねばなりません。本当の歴史が正しく記されていない。既成の西洋中心史観にまみれてしまっているのです。

北海道に日高見町、北上川は日高見川、岩手に日高見神社があります。このように色々な読み方で日高見国が消えてしまっています。しかしそれが厳然としてあったということが現在調査中であり、教科書というのは意図的にそれらを隠していることを暴かなくてはいけません。それが歴史家のやるべき重要なことである。神道には大倭日高見国(おおやまとひだかみこく)とちゃんと記されています。が、誰も言わないようにしたのです。少なくとも明治以降あったということです。イデオロギーでいかに事実を隠しているかということは世界中で起こっている問題です。

 

★高御産巣日神(たかみむすひのかみ)
『古事記』の天地開闢においては、天地の成った後、三柱の神が成る。最初は天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ、続いて高御産巣日神(たかみむすひのかみ)神産巣日神(かみむすひのかみ)である。この三柱の神を総称して造化三神という。

以上 田中教授による質問回答を掲載させていただきました。