スイカズラを活ける

いつの日か知らないが、アベリヤの垣根をスイカズラが覆っています。
きれいなので、我が家に招待しました。
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スイカズラは
最初は白色の花が咲き、受粉すると黄色に変わるとされ、その為、白と黄色の花を一つの茎に同時に付け、金銀花(キンギンカ)とも呼ばれるそうです。
この管状になった花を引き抜き、細い側から吸うと、良い香りがあって、蜜も甘く、蔓性(つるせい=カズラ)植物の為、スイカズラ(吸い蔓)の名が有るとされています。

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一説には蜜を吸うときの唇の形が花弁の形に似ているからともされるが、欧米でも同種の植物をHoney-suckleと呼んでいるところから見て、洋の東西を問わず甘い蜜を吸う花とする方が自然ですね。
葉は冬にも全部は落ちず、変色した葉をわずかに残し、いかにも寒さを耐え忍ぶ様子から忍冬(ニントウ)の別名もあるそうです。
唐草模様のひとつに忍冬唐草模様があるが、模様がこの植物の蔓や葉に形が似ていることからきています。
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「蚊の声す 忍冬の花 散るたびに」蕪村の句からも分かるように、この花の散る頃は丁度、蚊の出る時節に当たります。
スイカズラの香りは昼間でも甘い香りを発しますが、特に夜間にその香りが強く、蛾などの昆虫によって受粉するとされ、秋になると紺色の実を付け、染料に使われるとのことです。