ゴーギャンも森の神秘に魅せられて

冬の公園4

森には精霊が宿っている。人間が足を踏み入れると、歓迎されているのか、拒否されているのか分からないエネルギーを感じる。
突然大きなさざめきが起こったり、大樹が木の実を落としたりして、その都度ハッとさせられる。かと思うと、優しい風が木の葉を運んで来たり、木洩れ日が頬をさしたりすると歓迎されている気分にもなる。

ゴーギャンも森には目に見えない何かがいる。赤いトンガリ帽を被った妖精など神秘の世界が満ちている。あの世への扉である。
森は人々の想像力をかきたて、息づく不思議な時間があるとして、「ブロセリアンドの森」を訪ねている。
画家たちはインスピレーションを感じ、森の精霊たちと対話し、その体験を現実の制作に生かしていった。
ゴーギャンはブルターニュと出会わなければ傑作は生まれなかったであろうと評されている。

ゴーギャン随一の傑作『説教のあとの幻影、ヤコブと天使の闘い』
黄色いキリスト・黄色いキリストのある自画像
我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか

瞼に焼きついている作品である。
人々の大らかな力とエネルギーに触発されて次なる制作の場所タヒチに向かったゴーギャン。ブルターニュの飛躍なしには画けなかったと言う。

森が息づく不思議な神秘は古から今に繋がっていることに魂のレベルで喜びを感じる。地球と人類を守るには森を守ることが大切と実感する。

 

PINGOO!10周年


夫はあげ魔

さくらんぼ (2) ツバキ

夫「今晩のごはんは何?」
妻「何でいつも聞くの?」

初老の夫婦の毎日の会話。リタイヤ後の幸せな生活を想像されるが、特に料理好きとは言えない妻側としては、面倒くさい気持ちも重なって日々の献立に頭を悩ませていた。

「あなたのお母さんじゃないのよ」

「お母さん」という言葉に夫はふと涙ぐんだ。
戦争直後の物資不足の時代、時空の子供は我慢を強いられていた。
ある日、いただいた珍しいお菓子に舌鼓をうち、半分を翌日にと希望に胸をワクワクさせていた。母親が他人にお裾分けしてしまったことを知らずに。
子供の喪失感は言わずもがな。

 その時学んだ母の教えは偉大なものだった。
夫の心は時空の子供と重なって感慨無量の涙がにじんだ。

「良かったねぇ。 素晴らしいお母さんで。 だから今のあなたがあるのよ。
そういうお母さんで私も安心したわ!」

今晩の食事の話から亡き母の想い出へと温かいエネルギーが流れた。
そして夫婦の晩秋に魂が喜ぶ青春の優しい光が部屋に漂った

 夫の耕す菜園で実る野菜たちは、家までの道中で近隣の人々に配られ、
食卓に届くことは殆どないと、あげ魔の本心を知る妻であった。


乾 杯

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「ただいま帰還しました!」
扉を開けると
さわやかな目と、白い顔があった。
隣人の主(あるじ)が長い闘病を終えて帰宅したのである。

10か月前のこと
腰の激痛で起き上がることも出来なくなった主(あるじ)は
救急で運ばれ闘病の人となった

筋肉のない細い身体は
手術の決断に時間を要し
一向に進展のない日々を余儀なくされた

主(あるじ)の妻である友人も
病名のない病と闘いながら
ふらふらとした体で
看病と自らの治病の日々となった

哀しみと絶望が押し寄せたかのように見えたが
やがて
愛の光が点された

家族の連携と励ましの中で
夫婦は希望の光を見つけた

10か月後
主(あるじ)は娘の介添えで帰ってきた
時空を超えた子供の目が輝いていた
友人も日々癒えてきて
壁を乗り越えた老夫婦は再び生きる道を歩きはじめた

隣人はフレッシュな「葡萄じゅーす」を贈った
今頃は
親子で乾杯のグラスを傾けていることだろう


晩秋の森の鼓動をダウンロード

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   魂が躍動する季節が今年もやってきた。
   南窓に広がる晩秋の大自然
   小雨に煙る藍に染まって
   しめやかに安らいでいる

   森の樹々たちは
   白い建物の横からも
   屋根の向こうからも
   まるで
   背伸びしているかのように
   ここに居るよ
   と輝いている
   彩やかに装って

   大自然の樹々たちは去年と同じ場所で
   命の移り変わりを演じてくれる
   樹々たちの輝きの個性は
   私がどんなに色を紡いでも表現できない

   なので
   今年も魂の奥にダウンロードしました
   移り行く命の芽生えを
   私も心に準備することにしよう


テレパシーで幸運のバス旅行 

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川口湖畔の円形ホール横のもみじ
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久保田一竹美術館の門前にて

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 家を出ると肌に挿し込む冷気を感じながらも、脳裏に記憶された昨日の小春日和と錯覚した晩秋の一日の出来事です。

 旅を楽しむことに縁遠くなった近頃の私は、それほど行きたいという気分にもならず、友人が国内外の旅を生活に取り入れているのを見てもさほど羨ましいとも思いません。むしろ私は私、と結構充実した人生を歩んでいるつもりでした。

11月12日のことでした。
日帰り観光バスツアー・鐘山苑・河口湖行きの幸運が舞い込んできたのは・・

 ボランティア先で二人の友人が日程変更を申し出たのがきっかけで僥倖を得ることになったのです。
二人は偶然にも、それぞれ夫婦同伴で海外、国内旅行へと旅立つ計画をしていたのです。
「いいなあ! 私なんか誰も誘ってくれないのに・・」
思わず心の内を口走ってしまった私。

その夜の事でした。
友人Kさんからの電話。
「鐘山苑に行きたいの。ご一緒してくださらない?」
Kさんは夫の旅行嫌いが理由で、連れを探していたと言う。

 このようなタイミングを量子もつれとかテレパシーと言うようです。
ミクロの素粒子の乱数作用が原因で不思議と思われる現象を生じさせることが、最近の科学でも証明された出来事です。素粒子の持つ知恵と意志と感覚が発揮されたと考えたい。
心の作用がテレパシーとなって量子もつれを起こした現象と思うと
これを活用しないで人生如何に楽しいことありきや。
私は喜んで友人のお誘いを受けることにしました。

 燃える秋の庭、庭園を望む露天風呂・昼食は中医学の理論に基づいた美健の膳、そして晩秋の河口湖畔の散策・・
魂のケアに相応しい神からの贈り物を満喫した旅となりました。

 冷気は霊気となり、感動へと魂の共有を体感したバスの旅人たちでした。


10月の迎え花

1444280212698              石化やなぎ・グロリオサ・カラー・その他

小笠原さん ありがとうございます。心が癒されますね。


お迎え花

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8月に迎え花                 9月の迎え花

世界救世教横浜教会
信者さんが送ってくださいました。
ありがとうございました。


絵になる風景・・・ 千憲だより

諏訪森下ヒガンバナ

相模川の中洲(諏訪森下)をカメラ散歩しました。
この時期にはヒガンバナが群生している場所があり、圏央道相模原ICをバックに絵になる風景を楽しむことができます。そろそろ枯れ始めるかもしれませんが、機会があれば必見です。  9月19日撮影

田中 千憲さま
ありがとうございました。


雄鶏の異変!? 8月~9月はキジの換羽期

田中千憲さんより送っていただいたキジの珍しい情報と写真。
尾羽のないキジ キジ(雄)

最近はキジを見に行くことが多いのですが、

ある日雄鶏の異変に気付いて撮った写真をお送りします。

8月~9月はキジの換羽期ということで、

雄鶏特有のあの立派な尾羽(18枚くらいらしいです)が抜け落ちます。

そのため、なんともアンバランスな姿になっています。

写真を見比べていただくと、

皆さんがご存知のキジとは違うシルエットがお分かりいただけると思います。

珍しい写真なのでお送りしてみました。  

なお、写真のキジは同一の個体です。

尾羽がある方は7月初旬、尾羽が抜け落ちた方は9月中旬に撮影しました。

(^_^.) 田中 千憲さま 大変珍しい情報と写真をありがとうございました。

 

 

 


心尽くし

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その昔、夫と野菜作りをし、稔りを配っていたことを思いだします。
今は戴く身になり、嬉しさと感謝が身に沁みます。


スイカズラを活ける

いつの日か知らないが、アベリヤの垣根をスイカズラが覆っています。
きれいなので、我が家に招待しました。
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スイカズラは
最初は白色の花が咲き、受粉すると黄色に変わるとされ、その為、白と黄色の花を一つの茎に同時に付け、金銀花(キンギンカ)とも呼ばれるそうです。
この管状になった花を引き抜き、細い側から吸うと、良い香りがあって、蜜も甘く、蔓性(つるせい=カズラ)植物の為、スイカズラ(吸い蔓)の名が有るとされています。

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一説には蜜を吸うときの唇の形が花弁の形に似ているからともされるが、欧米でも同種の植物をHoney-suckleと呼んでいるところから見て、洋の東西を問わず甘い蜜を吸う花とする方が自然ですね。
葉は冬にも全部は落ちず、変色した葉をわずかに残し、いかにも寒さを耐え忍ぶ様子から忍冬(ニントウ)の別名もあるそうです。
唐草模様のひとつに忍冬唐草模様があるが、模様がこの植物の蔓や葉に形が似ていることからきています。
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「蚊の声す 忍冬の花 散るたびに」蕪村の句からも分かるように、この花の散る頃は丁度、蚊の出る時節に当たります。
スイカズラの香りは昼間でも甘い香りを発しますが、特に夜間にその香りが強く、蛾などの昆虫によって受粉するとされ、秋になると紺色の実を付け、染料に使われるとのことです。


バーベナをグラスに

バーベナの花言葉:私のために祈ってください(白)・家族との融和(ピンク)・一致団結(赤)・迷信(紫)・魔力・柔和・魅了する・勤勉とのこと。

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アメリカ大陸を中心として、ヨーロッパ、アジアなどに約200種が分布します。
主な開花期は春~秋、サクラソウのような姿の小花がかたまってボール状に付きます。花色は白、赤、ピンク、紫、青紫、紅紫などがあります。

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名前は、一年草の華やかでサクラに似た花から「ビジョザクラ(美女桜)」。別名に「ハナガサ(花笠)、サクラシバ(桜芝)」などがあります。英名は「ガーデン バーベナ(garden verbena)」です。

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花を活ける グループホームのミニ花展

みずき棟ミニ花展

花を活けることはこんなにも心が癒されることか。
みんな無我の領域で嬉々と活けている。
花材はすべて施設内に咲いている花
サルスベリ・ニチニチソウ・キバナコスモス・アカメガシ・アベリヤ・ヤブガラシの花・白妙菊・ヒャクニチソウ
大自然の花たちよ ありがとう


大船渡出身の写真家 荒井玲子さんの写真展より

この所に故も縁も埋んでいる。・・・日ごと新しくなっていく被災跡地の様子を映し出すが、かさ上げ土の盛り方が古塚を思わせ、拝まずにはいられない・・・
荒井玲子さんは大船渡の写真展を、横浜市青葉区アートフォーラムで開催。
胸にこみ上げる思い わが身に置き換え いのちの尊さを感ぜずにはいられない。
ポプラ
「あんだよぐいぎだごど」 空に伸びるポプラの木に語りかける荒井さん

大船渡2 大船渡3


ミニニチニチソウ

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ベランダで咲きました。

育て方の注意点を調べました。

夏から秋に花壇や鉢植えで楽しむ草花です。本来は毎年花を咲かせる多年草ですが、日本では霜の降りる頃に寒さで枯れることが多いので、一年草として扱います

花後の処理
咲き終わった花はぽろぽろと落ちます。葉っぱや新芽の上に落ちた花はこまめに取り除きます。そのままほおって置くと、梅雨時期など湿気の高い時期はかびが生えて新芽や葉っぱを傷めてしまいます。花が落ちたあとは、細長い莢が付きタネを作ります。ほおっておくと株の栄養が取られるので、気づいたら摘み取ってしまいましょう。


春の野に遊ぶがごとく

IMG_20150809_144432グラジオラスとヒペリカム
「悲しみは続かない」…….ヒペリカムの花言葉です。
いつか明るい未来へ歩み始めることができるよ…そんな元気をもらえる植物。

香りも良く、漢方薬としても使われるとのこと。。

お庭に地植えにすると管理が楽です。寄せ植え、また切り花にしてお部屋の中で楽しんでいただけます。お部屋の中で観賞する場合は、実が色づいてから、または窓際などおひさまの当たる場所に置くとよいでしょう。

グラジオラスは人との関わりが古く、ヨーロッパでは古代ギリシャ時代に球茎を穀物の粉と混ぜて焼いたものを食用にしていたという記録が残っているそうです。中世には兵士たちのお守りとして用いられ、球茎が網目状の皮で包まれており、それが「鎧に似ている→ケガをしない」と験を担いだと言われています。
日本には江戸時代末にオランダ人が長崎に持ち込んだのが最初で、トウショウブ(唐菖蒲)、オランダアヤメなどと呼ばれていました。

花言葉 ピンクはひたむきな愛。紫は情熱的な恋

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世界救世教横浜センターのロビーにて


タイタンビカスが咲きました。

親友のお庭に咲きました。
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タイタンビカスとは、株式会社 赤塚植物園が開発したまったく新しい植物で、ある特定のアメリカフヨウとモミジアオイの交配選抜種とのこと。
驚異的な強健で、日当たりさえ良ければ特に植えつける場所を選ばず、暑さにも、強い西日にも負けず、秋には、宿根性のため、地上部が枯れても、根が地下に残り翌年の春には、芽を吹き、初夏には、花を咲かせてくれます。
一度植えつければ、毎年、夏にお花を楽しませてくれるそうです。
私もこの花のようにあやかりたい・・